レッドブルのホーナー代表、優勝のペレスを高評価「自分自身をうまく“宣伝”した」
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、F1サクヒールGPでセルジオ・ペレスが初優勝を挙げたことは大きな“宣伝”となっただろうと評価したが、レッドブルがドライバー決定を急ぐことには繋がらないと述べた。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
12月初週にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれたF1第16戦サクヒールGPでは、メルセデス勢がピットトラブルで後退する波乱の展開の中、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)がキャリア190戦目にして初優勝を遂げた。
ペレスは今季限りでレーシングポイントを離脱することが決定済みであり、2021年のF1残留の可能性はアレクサンダー・アルボンの後任としてレッドブルに加入することのみという状況にある。
そうした中、ペレスは優勝という素晴らしい結果を示した。レッドブルのドライバー決定権を持つとされるヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)も初優勝にお祝いのメッセージを贈るなど、ペレスにとっては強力なアピールとなっただろう。
ただ、レッドブルは以前からアルボンに実力を示すチャンスを与え続けており、ドライバー決定をシーズン中に下すことはないと繰り返してきた。それはペレスの優勝後も変わらないようで、クリスチャン・ホーナー代表はペレスが「素晴らしいシーズンを過ごしている」と讃えつつも、決定を早めることはないと語った。
「同じホテルに泊まっていたから、彼は親切にテキーラでも一緒にどうだと誘ってくれたよ」
ホーナー代表はSky Sports F1にそう語った。
「ピットレーンにいる誰もが、彼がグランプリで優勝するのを見て喜んでいたと思う」
「彼は長いことF1を戦ってきたし、以前GP2で私のところでドライブしていた。先週の日曜日、彼は最も人気のある勝者だったと思うよ」
「以前も言ったように、我々はアレックスにあらゆるチャンスを与えている」
「このレース(アブダビGP)が終わるまで、どのような決定も下されないだろう。ただ、セルジオは自分自身のことをとてもうまく宣伝しただろうね」
ではアルボンがアブダビGPでいい走りを見せることができなかった場合、ペレスが2021年にレッドブルへ加入する可能性は高いのか? それを尋ねられたホーナー代表だが、彼はその点を明かすことはなかった。
「あなた方が何を引き出したいのかは分かっている。ただそれを知ることはないだろう」
「これまで話してきたように、アレックスとともに最善の仕事をすることが重点であるし、彼は彼の仕事を続けることが必要だ」
「彼は素晴らしい仕事をしているし、彼自身の素晴らしい宣伝を行なっている。私は、我々の焦点がアレックスに当てられていると思うし、当然彼が今週末に可能な最高の仕事をしてくれることを望んでいる」
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