ポルシェとの提携が噂されるレッドブル。ホーナー代表「新しいOEMと組むための調整はとても”簡単”」
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、新たなPUサプライヤーが参入した場合、提携に向けてパワートレイン部門をアジャストするのは「とても簡単だ」と語った。
フォルクスワーゲン・グループは4月7日夜、2026年の次世代パワーユニット(PU)ルールの下、アウディとポルシェのブランドでF1に参入することに関心があることを確認した。
しかし、あくまで「最終評価段階」に留まっており、新しいレギュレーションが発表されるまでF1参入を約束することは控えると明言している。
最終的にフォルクスワーゲン・グループがF1参入を承認した場合、ホンダのF1撤退でパートナーを失ったレッドブルが、ポルシェと提携することになるのではないかと広く予想されており、両者の話し合いはかなり進んでいると見られている。
メルボルンでフォルクスワーゲンの発表について訊くと、ホーナーは「あのようなふたつのブランドがF1参入を検討していることは、F1にとって素晴らしいニュースだ」と、motorsport.comに語った。
さらにホーナーは「彼らと話し合いを持つのは当然だ」とコメント。次世代PUを自分たちで開発すべく立ち上げたレッドブル・パワートレインズの計画を調整し、新たなパートナーとなる可能性のある企業と組むのは”簡単”だと説明した。
「それはとても簡単なことだ。ただし、当然だが適切なパートナーとでなければならない」
「我々にとって、どちらのOEM、あるいは(F1参戦に)真剣な、いかなるOEMと話し合いを持つことは論理的な決断だ」
「我々としては、パワートレインズの計画は進行中であり予定通りだ。そして、我々はビジネスに引き寄せることができた才能に、本当に興奮している」
ホーナーは、あくまでレッドブル・パワートレインズは”良い状態”であり、計画通りPUの開発もスタートしていると説明。新しいパートナーに依存しているわけではないと話す。
「2026年のルールに向けて開発された最初の単気筒エンジンは、まもなく動き出す」
「我々は5月末に新しい施設に移動する。採用に関しても、素晴らしい才能を持った人材をグループに引き入れた。そう、我々は進歩に満足しているんだ」
レッドブルとポルシェの提携が成立すれば、ミルトンキーンズの施設はPU開発の拠点として、ポルシェの計画に柔軟性をもたらすことになる。
マックス・フェルスタッペンは、ポルシェとアウディが何らかの形でF1に参加することは「非常にエキサイティング」であり、シリーズにとって「非常に重要」だと述べた。
「10の素晴らしいチームだけでなく、本当に大きなブランドがあること、そのコミットメントを見ることで、将来的にチームに何がもたらされるかが楽しみだ」
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