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アゼルバイジャンGP、年内延期開催の可能性は? サーキット代表に訊く

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アゼルバイジャンGP、年内延期開催の可能性は? サーキット代表に訊く
執筆:
2020/04/05 1:06

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開催が延期されることになった今季のF1アゼルバイジャンGP。その延期開催について、慎重に見極めているという。

 今季のF1は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開幕が大幅にずれ込んでいる。すでに第8戦までが延期もしくは中止されることが決まっている。

 その中でも、中止が決まっているのはモナコGPのみ。ただ、開幕戦の予定だったオーストラリアGPも、公園内の周回道路を使うなど準備に時間がかかるため、延期開催できるかどうかは不透明な情勢だ。

 その他延期されている6戦のうち4つは常設サーキットでのイベント。ベトナムGPとアゼルバイジャンGPは公道レースのため、延期が決まったとしても、やはり準備に時間がかかるため、物流に関する課題に直面することになる。

 アゼルバイジャンGPの延期が早々に決まったのは、準備を始める時期が迫っていたことと深い関係があるという。

「オーストラリアでの不幸な出来事の後、その可能性が明確になった」

 バクー・シティ・サーキットの代表であり、レースプロモーターであるアリフ・ラヒモフは、motorsport.comの取材にそう語った。

「オーストラリアGPのプロモーターにとっては、非常に衝撃的なことだったと思う。イベントの準備のために労力と資金を費やし、土壇場でキャンセルされたのだからね」

「彼らが経験したことについては、本当に気の毒に思った。その後、方向性が明確になり、ユーロ2020(サッカー)やオリンピックの延期も決まった。様々なプレッシャーがあったんだ」

 公道コースを設営するには、多大な労力を要する。そしてラヒモフ代表は、作業が始まる前に何らかの決断をしなければならないことを理解していたという。

「我々は決断を下さねばならなかった」

「我々のサーキットは、決断を遅らせることができるサーキットではないのだ。準備が必要であり、そのためには時間が必要なのだ」

「サーキットを準備するだけで、2〜3ヵ月は要する」

「当初の計画では、3月15日までにサーキットの準備を始めるつもりだった。しかしそれを1週間遅らせることにした。その週には我々とF1、そしてアゼルバイジャン政府の間で、何が起きる可能性があるのかを理解するために、頻繁に連絡を取り合った。そして様々なシナリオを全て検証し、延期することを決めた」

Alexander Albon, Toro Rosso STR14

Alexander Albon, Toro Rosso STR14

Photo by: Simon Galloway / Motorsport Images

 サーキットの準備を開始しなかったことで、オーストラリアGPと同じような状況になることは避けられたという。

「確かにその通りだ。すでにいくつかの注文をしていたが、これは来年もしくは今年延期された時にも使うことができるものだ」

「勿体ないと思えるような出費は発生していない。つまり現時点では直接的な経済的損失は発生していないのだ」

 延期する日程については、ある程度の柔軟性が持たされているとラヒモフ代表は語る。

「我々は4月と6月にレースを行なった経験がある。アゼルバイジャンで重要なのは、学校なのだ。もしそれが、学校が開いている時期であるならね、それが、レースの日程に最も影響を与える。ただ、4月はまだ学校がある時期だったから、そういう例もある」

「9月15日という、学期始めにレースをするのは、おそらく少し難しいだろう。ただ、開催カレンダーを再度整えるのには、かなり複雑な問題があると思う。そのため、できる限り柔軟に対処しようと思う」

 しかし、冬にレースをするのは現実的ではなさそうだ。

「最も重要なのは、2〜3ヵ月前に知らされることだ。これはとても重要だ」

「次の重要なのは、暖かい季節で、人々が凍えるようなことがないということだ。もしくはグランドスタンドに人を入れないこと……それは本当に望まないことだがね。だから、10月中旬までにレースをしたいと思う」

「新型コロナウイルスが治るのがいつになるのか、誰にも予測できない。だが、夏の早い段階で終息するかどうかにかかっている」

Charles Leclerc, Ferrari SF90

Charles Leclerc, Ferrari SF90

Photo by: Jerry Andre / Motorsport Images

 ラヒモフ代表曰く、まだ代替日程についての連絡はないという。

「事態が終息するまで、新しい日程を知ることはできない。それを推測することもできないのだ」

「それは論理的なことだ。議論することもなかった。誰もがそれに同意するだろう。我々だけではない。レースの開催が延期された全てのプロモーターが、それに同意したと思う」

「日程を推測できるのは、コロナウイルスの状況が落ち着いた時だけだ」

「8月の終わりまでに状況が落ち着かなければ、レースを開催することはできない。11月まで延期することはできないのだ」

 アゼルバイジャンGPは、現在開催されるグランプリの中でも、最も高い開催権料を払うレースであることが知られている。そしてその開催権料は、他のグランプリ同様に、かなり前もって支払われているはずだ。最終的に中止となった場合、この開催権料が返金されるかどうかは、誰が決断を下したかにかかっている。

「残念ながら、F1にとっては大きな収益の損失になると思う」

 そうラヒモフ代表は語る。

「しかしそれは不可抗力であり、我々の力の及ばないモノだ。そしてそれは我々だけのことではなく、世界的な不可抗力なのだ」

「このような状況は、契約書の”不可抗力条項”で説明されている。レースが開催されなければ、我々の政府が開催権料を失うことはない。レースが開催できないという事実は、我々の手に負えることではないからね」

「レースを中止するということは、プロモーターだけが決めることではない。全ての集会を中止するよう、政府から指示があったのだ。我々は多くの西ヨーロッパ諸国と同様、検疫体制を取っている」

「今はレースを宣伝することさえ違法だ。我々はあと2ヵ月でレースを迎えるはずだったのに、レースを主催するためのいかなる行動も禁止されている。それは、文字通り我々の制御できることを超えているんだ」

 すでに支払われた開催権料は、どうなるのであろうか?

「レースが行われない場合、ひとつの選択肢は開催権料を返金してもらうことだ。別のオプションとしては、来年用に回してもらうことだ。そうすれば、来年支払いをする必要はない。我々にできることはたくさんある」

 現時点でアゼルバイジャンは、今年中にレースを開催することを目指している。しかし、併催のコンサートなどを減らして、イベントを縮小する必要があることを認めている。ただそれでも、日程を延期してレースを開催するのは簡単なことではない。

「非常に複雑な状況だ。しかし今世界中で起きていることは、もっと複雑だと思う。これは(新型コロナウイルスの)パンデミックの影響のひとつだ。全世界がこういう状況にあることを考えれば、レースを開催することに対する期待は少し低くなるかもしれない」

「我々はいくつかの要素を削減しても、人々は理解してくれるだろう。テレビの視聴者には、いつも通りのエンターテイメントを提供する。しかしサーキットに訪れる観客に対するエンターテイメントは、おそらく僅かに縮小された規模になるだろう。現時点で何ができるのか、あるいはできないのかということが問題になるはずだ」

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この記事について

シリーズ F1
イベント アゼルバイジャンGP
執筆者 Adam Cooper