F1 Aston Martin Silverstone Shakedown
”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役
アストンマーチンに加入したフェルナンド・アロンソ。現在の現役ドライバーの中で最もベテランとなった彼は、成長進むアストンマーチンとどう向き合っているのか?

Luke Smith
編集: 2023/02/20 13:03
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フェルナンド・アロンソは今季からアストンマーチンに加入。彼にとっては新たな環境での戦いが始まる。
アロンソの年齢を考えると、これが彼のF1キャリアの”終の住処”ということになるかもしれない。それでもアロンソのF1に臨む姿勢は、かつてと全く変わっていない。
「僕は何をするにも、非常に要求が厳しい」
アロンソはアストンマーチンの2023年用マシンAMR23の発表会でそう語った。
「僕は自分の100%を捧げる。一緒に働く人たちにも、同じことを期待したい」
アロンソはこれまでにも、チーム内で様々な軋轢を生んできた。しかしそれは、最高の結果を出そうとする、姿勢の表れとも言える。
しかしこのアロンソの姿勢は、アストンマーチンのパフォーマンスを引き上げるのに、絶好のスパイスとなるかもしれない。オーナーのローレンス・ストロールは大富豪であり、本気でチームをトップの一角にしようとしている。そのための投資はまるで惜しまない。
そういう意味で、ストロールの投資とその結果としてのチーム内の文化、そしてアロンソ自身の厳しいアプローチは、一致しているように思える。
「アストンマーチンで働く1日目以来、僕は周りの人たちから全く同じ価値観を感じ取ってきた」
そうアロンソは語る。
「チームには投資がされていて、施設もある。才能もある。チーム力がつくのは時間の問題だ」
「残念ながら今の僕は20歳じゃない。でも、チームを助けるために最善を尽くす」
チームはアロンソに、何事も正直に語って欲しいと求めており、彼の厳しいスタイルを受け入れることは、より強く成長するために効率的な方法だと感じているようだ。
アストンマーチンのチーム代表であるマイク・クラックはアロンソについて、次のように語っている。
「我々は彼の要求の厳しい態度に本当に満足している。それは我々を前進させるし、我々も一歩前進するための準備ができている。それが、グリッド上でのポジションを上げるための唯一の方法なんだ」
アストンマーチンが登場させたニューマシンAMR23は、外見から見れば実にアグレッシブなマシンであり、高いパフォーマンスを発揮することが期待されている。しかし予定とは異なり、アロンソの不満が高まった場合にも、チームはそれを真正面から受け止める準備ができているという。
「もちろん、マシンが我々が望んでいたようなモノではなかった場合、難しい話し合いになるだろう」
そうクラック代表は語った。
「しかし隠れることはない。話し合いの場を用意する必要がある。フェルナンド・アロンソを前にして、隠れることなどできないと思う」
「我々は面と向かって議論する。正直に、オープンに、透明性を持って話す。そうすれば、何も問題はないと思う」
アロンソは今月初め、ピレリのタイヤテストの一環として、ヘレスでアストンマーチンの2022年型マシンを走らせた。その時のフィードバックに、チームは早くも感銘を受けたという。
「フェルナンドは非常に魅力的で、ものすごく集中している」
アストンマーチンのパフォーマンス・ディレクターであるトム・マッカローはそう語った。
「彼は話も非常に効率的だ。マシンについて説明する時、レポートの書き方、ステアリングの構成について彼の考えを伝える時、無駄な言葉はないんだ。ただ集中することが、我々がやるべきことだ。それが私の考え方だ」
アロンソのレース中の集中力にも、感銘を受けたとマッカローは語る。
「彼は毎週、良い予選を戦い、良いレースをしてくる」
そうマッカローは語った。
「無線で彼の話を聞くと、彼は自分の前後のマシンの戦略、彼らがタイヤをどう労っているか、そしてそのライバルとの関連性など、ありとあらゆることを話している。その一部を見ることができて楽しかった。予選とレースで、彼と共に戦えるのが本当に楽しみだ」
「彼は非常に経験豊富で優れたエンジニアであり、非常に意欲的で競争力がある」
アロンソはAMR23の発表会の前にも、4時間もシミュレータで過ごしたのだという。
「彼には本当にモチベーションがあり、我々と同じようにうまくやりたいと思っている。我々全員を、本当に懸命にプッシュしているんだ」
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