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F1メカ解説|最高速重視、しかし低速も存在……難解カナダへの解決策

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F1メカ解説|最高速重視、しかし低速も存在……難解カナダへの解決策
執筆:
, Featured writer
協力: Jake Boxall-Legge
2019/06/07 3:50

パワーが重要視されるF1カナダGPの舞台となるサーキット・ジル・ビルヌーブ。各チームはこのサーキットに、ストレートスピード重視ながら、低速コーナーでダウンフォースを確保するためのリヤウイングを持ち込んできた。

 F1カナダGPの舞台となるサーキット・ジル・ビルヌーブは、低速コーナーをストレートで繋いだようなレイアウトになっている。そのため、最高速のパフォーマンスが重視されるが、低速コーナーではダウンフォースも必要……その両面に対処する必要がある。

 この特性に対処するため、各チームが改良版のリヤウイングを持ち込んできている。その中でも、フェラーリ、トロロッソ、レーシングポイントが持ち込んだカナダGP仕様のリヤウイングをご紹介する。

■フェラーリ

Ferrari rear wing comparison - Charles Leclerc (left), Sebastian Vettel (right)

Ferrari rear wing comparison - Charles Leclerc (left), Sebastian Vettel (right)

Photo by: Giorgio Piola

 サーキット・ジル・ビルヌーブのように、長い直線があり、そして加速性能も重視されるコースには、各チームがリヤウイングのメインプレーン中央部をスプーン形状にしてくるのがここ最近のトレンドである。

 このデザインは、空気抵抗を最小限に抑えつつ、減速した際にも十分な量のダウンフォースを発生させるという相反する事象に対して、妥協点を見出したものである。

 写真は、フェラーリのリヤウイングである。右がセバスチャン・ベッテルのマシンに取り付けられたもの、左がシャルル・ルクレールのマシンに取り付けられたものである。ルクレールのリヤウイングは、メインプレーンの中央部分が下に向けて湾曲し両端が薄いという形状になっている。これは、スクーデリアがバクーで使用したデザインによく似ており、前方から見た際の投影面積を小さくしている。

 一般的にリヤウイングは、外側の方が中央部分よりも空気抵抗が少ないと言われ、生み出すダウンフォースのレベルも小さいと言われる。そのため、ルクレール車に搭載されたリヤウイングのように、両端を薄くすることで、ダウンフォースの削減を覚悟しながらも空気抵抗を減らし、最高速の向上を狙っているのだ。

 一方不思議なことに、ベッテルのマシンには、直線的なメインプレーンを持つリヤウイングが搭載されていた。ここから想像するに、金曜日のフリー走行では、ルクレール車とベッテル車による比較テストが計画されていると考えられる。

 またフェラーリのリヤウイングはかなり”迎角が大きい”モノとなっており、他チームと比較して空気抵抗が大きいことが想像できる。これは、フェラーリがパワーユニットの出力に自信を持っていることの顕れと言えるかもしれない。

■トロロッソ

Toro Rosso STR14 rear wing detail

Toro Rosso STR14 rear wing detail

Photo by: Giorgio Piola

 トロロッソは今シーズンのほとんどのレースで、スプーン形状を持つリヤウイングメインプレーンを使ってきたチームだ。しかしここカナダでは、そのスプーンの深さを大きくしてきた印象だ。

 ただフェラーリとは違い、アゼルバイジャンではスプーン形状を廃し、全体的に薄いメインプレーンを使うのが、当時のトロロッソの解決策だった。そして今回のリヤウイングは、全く新しいデザインのようにも見える。

■レーシングポイント

Racing Point RP19 rear wing detail

Racing Point RP19 rear wing detail

Photo by: Giorgio Piola

 メルセデスのパワーユニットを使うレーシングポイントも、今回のカナダGPにはメインプレーンの中央部分が下方に向けて湾曲するデザインを採用してきた。

 そもそもレーシングポイントは、空気抵抗を小さくするために、メインプレーンの中央部前端を上方に持ち上げるデザインを採用してきたチームだ。これも、空気抵抗を極力増やさずに、リヤウイングの角度を改善することを目指したデザインだった。

 しかし今回に関しては従来のコンセプトを止め、他チーム同様に中央部分を下げるデザインを採用してきた。

 スペイン、モナコと好結果を残すことができなかったレーシングポイントは、コンセプトを変更することで、現在の悪い流れから脱却しようと試みているようだ。

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この記事について

シリーズ F1
イベント 第7戦カナダGP
執筆者 Giorgio Piola