F1 モナコGP

モナコでPP獲得のルクレール、実はペナルティの寸前だった? 重量計測の指示見落とすも、チームの指示で回避

F1モナコGPのポールポジションを獲得したフェラーリのシャルル・ルクレールは、予選Q2の際に重量計測を無視してしまい、ペナルティを受ける寸前だった。しかしチームが適切な判断をし、これを回避することができた。

Pole man Charles Leclerc, Ferrari F1-75, climbs out of his car in the pit lane

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1モナコGPの予選で最速タイムをマークし、ポールポジションを獲得した。しかしルクレールは、予選Q2で重量計測の指示を無視しかけてしまったため、ペナルティを受ける寸前だったことが分かった。

 ルクレールは予選Q2のアタックを終了した後、重量計測の対象となった。しかしルクレールはその指示を見落としてしまい、計測台を通り過ぎてしまった。しかしルクレールはチームからの指示によりピットレーンでストップ。メカニックたちの手によって押し戻され、無事に重量計測を受けることができた。

 もしルクレールがチームのガレージ前まで辿り着き、メカニックがタイヤ交換などの作業を行なってしまっていたならば、ペナルティ対象となることは避けられなかっただろう。

 ルクレールは停止信号を見落としていたため、チームからの指示がなかったら、止まっていなかったと明かした。また実際にシグナルがどこにあったのかさえ知らなかったという。

「僕らはピットに戻ったんだけど、(重量計測を指示する)パネルがどこにあるのか知らなかった。右にあるのか、左にあるのかも知らなかったんだ。トリッキーな状況だった」

 そうルクレールは語る。

「しかしそのパネルはとても遠いところにあった。右も左も、とても遠かったんだ。だからその方向は見ないよ」

「僕は重量計測に呼ばれたのを全く知らなかった。でも幸運なことに、チームが警告を見て、僕に停止するように言ってくれた。そして、計測台まで押し戻してくれた。その後、他のドライバーたちと並ぶのは素晴らしいことではなかったけどね。でも、繰り返しになるけど、僕らは厄介な状況を回避することができた」

 もしルクレールが重量計測を完全に無視してしまっていたら、重大なペナルティは避けられなかっただろう。

 例えば2019年のアゼルバイジャンGPでは、当時レッドブルのピエール・ガスリーが重量計測を無視してしまい、決勝ではピットレーンスタートとなることを余儀なくされた。さらに同年のアメリカGPでは、当時レーシングポイントのセルジオ・ペレスも同様の問題に見舞われている。

 
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