自由なファッションが、ドライバーたちの力に!? ”ファッションリーダー”ハミルトンの想い
ルイス・ハミルトンは、自分の好きなファッションでサーキット入りできるようになったことで、多様性に欠けていたF1パドックで、より快適に過ごせるようになったと明かした。
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 Team
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
今のF1のファッションリーダーとも言えるのが、フェラーリのルイス・ハミルトンである。ハミルトンは、自身がF1にデビューした時には、F1パドックには多様性や包括性といった要素が欠落していたが、自由にファッションを楽しめるようになったことで、より自分らしくいられるようになったと明かした。
ハミルトンは、サーキット入りする際に限界ギリギリを攻めたファッションを取り入れており、注目を集めることも多い。先日のイギリスGPの際には、バーバリーのベストとカーゴパンツを身に纏い、その両方にスワロフスキーのクリスタルを使ってユニオンジャック(英国国旗)をあしらうというド派手な衣装で登場。2億円以上もするリシャール・ミルの腕時計も身につけてシルバーストン入りした。
このファッションについて最近、ハミルトンが語った。
「F1の世界に初めて足を踏み入れた頃、まだ自分のスタイルを模索していた頃のことを覚えている」
ハミルトンはEsquire UKのインタビューでそう語った。
「居心地が悪かったし、多様性も欠けていた。自分らしくいられる場所ではないと感じたんだ」
「毎日、同じチームキットを着た写真が撮られる。年間90日以上、同じトップスを着るんだ。それは僕にとって、本当につらいことなんだ」
F1ではドライバーもスタッフも、同じようなチームシャツを着てサーキット入りし、その姿で仕事をするのが一般的である。私服を着ているスタッフの姿はほとんど見かけない。ただF1チームは商品であり、全てのスタッフのシャツにブランドのロゴを入れることも、立派な収益源である。注目度の高いドライバーならば、その価値はなおさらだ。
ただ最近では、思い思いの衣装でサーキット入りするドライバーも増えたように感じられる。たとえば角田裕毅(レッドブル)も、自身のブランド『Venti Due』を立ち上げたり、デザイナーのVERDYとコラボレーションしたりと、ファッション関連の活躍にも手を広げている。また、ピエール・ガスリーもクリスチャン・ルブタンのファッションショーに出席するなどしている。その他のドライバーも、ハイレベルなファッションセンスを披露している。
そんな状況になったことを、ハミルトンは喜んでいるようだ。
「僕としては、チームキットこそが自分を見つけるきっかけになった。自分のファッションでレースに臨むことで、大きな自信が生まれた。そしてその後で、チームキットに着替えるんだ」
「他のドライバーたちも、『ああ、僕にもできる』と思えるようになったと思う。様々な個性を持ったドライバーたちがサーキットにやってきて、自分らしいスタイルで、自分らしさを見出している。それが彼らにも力を与えていると思う」
「その一部になれたことを、本当に感謝している」
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