F1 イタリアGP

ハロがハミルトンの命を救った。メルセデス代表「なければ恐ろしい事故になっていたはず」

メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、F1イタリアGPでのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とのクラッシュで、ハロがルイス・ハミルトンの命を”確実に”救ったと語った。

Jake Boxall-Legge

Jake Boxall-Legge

編集: 2021/09/14 10:02

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

The damaged car of Lewis Hamilton, Mercedes W12

 F1イタリアGPの決勝レース26周目、今季のタイトルを争うマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が接触し、両者が揃ってリタイアするという事故が起きた。

 この事故では、ハミルトンのマシンと接触したフェルスタッペンのマシンは跳ね上げられるような形となり、ハミルトンのマシンの上に乗ってしまった。事故当時のスローモーション映像を見ると、フェルスタッペンの右リヤタイヤが、ハミルトンのヘルメットに接触していることがわかる。しかし現代のマシンに取り付けられたハロがしっかりとその役割を果たし、ハミルトンを重大な怪我から守った。

 ハミルトンもレース後、クラッシュの影響により「首が少し痛い」と語っていた。

 ハロが今回の事故で果たした役割について尋ねられたメルセデスのトト・ウルフ代表は、次のように語った。

「ハロがなければ、恐ろしい事故になっていただろう。それを考えたくもないがね」

 ハロは2018年からF1に導入され、当初はその外見が不評を買ったが、これまで何度もドライバーの命を救ってきた。2018年にはスパ・フランコルシャンで起きた多重事故の際にシャルル・ルクレール(当時ザウバー)を救い、FIA F2では福住仁嶺と接触した牧野任祐の頭部を守った。

 また2020年のバーレーンGPでは、ロマン・グロージャン(当時ハース)のマシンがバリヤに突き刺さるという事故が起きたが、その時にもグロージャンの命を守る上で大きな役割を果たしている。

 FIAの発表によれば、ハロは116kNの垂直荷重に耐えられなければならないと規定とされている。これはおよそ12000kgに相当する重量だ。つまりロンドンを走る二階建てバスや、成長したインド象3頭……などの重量がかかっても、耐えることができるわけだ。

 今回ハミルトンのマシンの上に乗ることになってしまったレッドブルのF1マシンは、752kg……ハロはそれに十分耐えうるだけの保護デバイスということになる。しかしそれがなければ、ハミルトンは深刻なダメージを負っていた可能性もある。

「これまでマシンに、頭をぶつけられたことはなかったと思う」

 そうハミルトンは事故後に語った。

「それは、僕にとってはかなりショックな映像だった。僕の頭はかなり前の方にあったからね。僕は長いことレースをしてきたけど、初めてだ」

「僕はまだここにいる。今日は誰かが見守っていてくれたように感じるよ。そのことにはとても感謝している。彼の後輪は、僕の頭の上に着地した。でも、それはハロに接触したんだ」

「おそらく、タイヤの最もキャンバーがついた部分の内側が、頭に接触したんだと思う。数日はそのままにしておくつもりだけど、次のレースに向けて問題がないかどうかをチェックするために、専門家に会う必要があるかもしれない。徐々にキツくなっていってるからね」

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 イタリアGP2位のノリス、僚友リカルドへの“アタック控え”にフェルスタッペン&ハミルトン事故の影響

次の記事 ハミルトン、フェルスタッペンへのペナルティを歓迎「ドライバーの安全のため、重要な前例を作った」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Jake Boxall-Legge



メルセデス、待望のアップデートパッケージ投入。エンジンカバーの形状一変でダウンフォース増狙う

F1

F1

バーレーンGP

2 時間前

メルセデス、待望のアップデートパッケージ投入。エンジンカバーの形状一変でダウンフォース増狙う



オコン、ハース以外のチームとの交渉を認める。去就不明の2027年に向けて自身を「フリーエージェント」と表現

F1

F1

アゼルバイジャンGP

8 日前

オコン、ハース以外のチームとの交渉を認める。去就不明の2027年に向けて自身を「フリーエージェント」と表現



2027年のF1レース15km短縮で合意。パワーユニットの変更に対応……レース中断時の3時間制限も撤廃に

F1

F1

アゼルバイジャンGP

10 日前

2027年のF1レース15km短縮で合意。パワーユニットの変更に対応……レース中断時の3時間制限も撤廃に

最新ニュース



雨が降るって言ったのは誰? ドライのまま60分終了……最速ルクレール。アストンマーティン・ホンダのアロンソ15番手|F1バーレーンGPフリー走行2回目

F1

F1 F1

バーレーンGP

27 分前

雨が降るって言ったのは誰? ドライのまま60分終了……最速ルクレール。アストンマーティン・ホンダのアロンソ15番手|F1バーレーンGPフリー走行2回目



「遅かった。悔しいです」小椋藍、日本GP初日は15番手と苦しむ。マシントラブル影響は否定

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

40 分前

「遅かった。悔しいです」小椋藍、日本GP初日は15番手と苦しむ。マシントラブル影響は否定



F1バーレーンGP FP2速報|雨、結局降らず……ルクレールが最速も、フェルスタッペンはソフトタイヤ使わずに爪隠す。アロンソ15番手

F1

F1 F1

バーレーンGP

53 分前

F1バーレーンGP FP2速報|雨、結局降らず……ルクレールが最速も、フェルスタッペンはソフトタイヤ使わずに爪隠す。アロンソ15番手



コラピント、追加のグリッド降格ペナルティで最後列スタートへ。前戦多重クラッシュのペナルティに加え、PU交換を実施

F1

F1 F1

バーレーンGP

1 時間前

コラピント、追加のグリッド降格ペナルティで最後列スタートへ。前戦多重クラッシュのペナルティに加え、PU交換を実施

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録