F1復帰を目指すヒュルケンベルグ。しかしそれは”魅力的”オファーがあった場合だけ
昨年限りでF1のレギュラーシートを失うことになったニコ・ヒュルケンベルグは、F1に戻ることが今も目標であり続けているものの、それを実現できるのは、彼を”興奮させ”、競争力を手にすることができるチャンスがあった場合のみだという。
写真:: Jerry Andre / Motorsport Images
ニコ・ヒュルケンベルグは、ルノーがダニエル・リカルドのチームメイトとしてエステバン・オコンと契約を結ぶことを決めたため、昨年限りで同チームを離脱することになった。その後ヒュルケンベルグはハースやアルファロメオと交渉したものの契約には至らず、ウイリアムズ加入の可能性も蹴ったため、今季はF1をドライブする予定はない。
ヒュルケンベルグはこの冬、F1から離れた生活をある程度楽しんでいたという。しかしそれでも、F1へのカムバックを果たすことが、今も彼にとって最大の目標であるという。
「僕はそのための準備を整えている。それはまだ、僕にとってのゴールであり、目標だ」
ヒュルケンベルグはCNNのインタビューにそう答えた。
「現時点で何かを喋るのはとても難しい。多くの要素が絡んでいるし、全てのことが大混乱になっている」
「でも僕はコネクションを維持しているし、連絡を取り合っている。まだそれを言うのは少し早いけど、チャンスがあれば絶対に掴み取ってみせる」
「それが僕にとって良いチャンスであり、本当にワクワクさせ、僕を突き動かしてくれるモノならば、間違いなくそれを進めていくよ」
ヒュルケンベルグは2010年にウイリアムズからF1デビュー。同年のブラジルGPでポールポジションを手にしたものの、177レースを戦いながら、1度も表彰台フィニッシュを果たすことができなかった。これは表彰台ゼロのドライバーのレース参戦数としては、最多記録である。
2020年にウイリアムズに復帰することは、チームの現状を考えれば、ヒュルケンベルグにとっては魅力的な選択肢ではなかった。
ヒュルケンベルグは、もしF1に戻るなら「戦うチャンスを与えてくれる、まともなクルマ」でなければならないと断言する。
「勝てるような体制じゃなければダメだと言っているわけじゃない。でも少なくとも使えるモノ、トップ10に入ることができるクルマと武器が必要だ」
そうヒュルケンベルグは語った。
「チームやみんなと協力して、ライバルを打ち負かす……そんな時が恋しい。それは、とても楽しいモノだ。多くのことを失ったよ」
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