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レーシングポイント、ヒュルケンベルグの対応力に感銘「ずっとチームにいたかのような……」

レーシングポイントのテクニカルディレクターであるアンドリュー・グリーンは、急きょ代役参戦となったニコ・ヒュルケンベルグはすぐにチームに適応したと語った。

Nico Hulkenberg, Racing Point

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 F1イギリスGPは、レーシングポイントにとって慌ただしい週末となった。セルジオ・ペレスが新型コロナウイルスに罹ったことが分かり、チームは前身のフォースインディア時代に起用していたニコ・ヒュルケンベルグに急きょオファーしたのだ。

 ドイツにいたヒュルケンベルグは、シルバーストンのすぐ近くにあるレーシングポイントのファクトリーに急行。新型コロナウイルスの検査、シート合わせ、チームとの契約を慌ただしく済ませた。

 ヒュルケンベルグは184cmと高身長だが、ランス・ストロールとわずか2cmしか差がなかったことが幸いし、レーシングスーツを見つけることもできた。

 金曜日の朝、検査の結果が出るまでファクトリーで45分ほどシミュレーターでマシンを”予習”し、FP1の走行に臨んだのだった。

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 セッションを経るごとに、ヒュルケンベルグはマシンに適応し、速さを発揮していった。予選Q1では、4番手となったストロールとわずか0.084秒差の5番手につけたのだ。

 しかしQ2ではタイムが伸ばせず、Q3に進出し5番手となったストロールから7グリッド後ろの13番手からレースをスタートする。

 レーシングポイントのテクニカルディレクターであるアンドリュー・グリーンは、木曜日の夕方と金曜日朝の限られた時間でステアリングホイールを学習したヒュルケンベルグについて、次のように語った。

「ルノーで行なわれていた手順については知らないが、彼は良い記憶力を持っている」

「彼がかなりのシーズン、我々のためにドライブしていた際に彼が慣れていた多くの手順は、実際にはあまり変わっていないと思う、それらは少し進化したかもしれないが、それらの背後にある全体的な原則はとても似ているんだ」

「彼は信じられないほどシームレスに、それに馴染んだ。それはまるで、彼がチームにずっといたような感じだった。そもそもそれが、彼をマシンに乗せたかった理由だ」

「非常に短い時間で、マシンから最大限の能力を引き出すことができる人物が欲しかったんだ。その点では、彼にとってはそれほど難しいことではなかったんだ。切り替えは比較的簡単だったと思う」

 今季、どのカテゴリーにも参戦していなかったヒュルケンベルグは身体面、特に首に問題を抱えているという。

「彼の最大の決定は、9ヵ月間マシンに乗っていなかったことだ」とグリーンは話した。

「それほどの期間、レースシートから離れていた彼は、少し錆びついていると思う。導入の段階ではうまくいったと思うが、もう少しマシンを快適にするためにいくつか変更を加えることができる。しかし、彼はマシンに乗ってから、その快適性についてほとんど不満を言っていない」

「ランスもとても背が高いドライバーなので、コクピットもあまり窮屈ではなかった」

「最も大きい問題なのは、マシンに乗った時間だ。彼が良いレースをして、50周も走れば、おそらく月曜日には少し疲れて、痛みもあるかもしれないが、より多くの知識を得ることになる」

 グリーンは、計画していたテストプログラムを妥協することで、ヒュルケンベルグがマシン習熟とスピードアップに集中することができるようにしていたと明かした。

「我々は、彼の仕事量を減らすために意識的な努力をした。彼がパーツのテストや比較、大きなセットアップ変更などをすることは重要ではなく、基本に集中したんだ」

「木曜日の後、我々は週末に向けてのアプローチやプランを完全に変更した。それはすべてをシンプルにし、実験をせず、あまりミスをしないようにすることだった。基本を正しく理解しようとした。私はそれができたと思っている」

「我々は土曜日ではなく、日曜日に焦点を合わせるように意識的な努力をした。ニコは、それに本当にうまくフィットしたと思う」

 FP2ではストロールがトップタイムを記録したレーシングポイントだったが、チーム全体としては土曜日のパフォーマンスが低かったことをグリーンは認めた。

「我々はペースを失った。多くのエリアを調べているところだ。どちらのドライバーもペースは良いと思っていたのでプッシュしたが、ペースは良くなかった。我々はそれに注目する必要がある」

「確かに、気候条件の変化は相対的にペースが落ちた大きな要因だ。それについても調べている。レースのコンディションもまた違うだろうし、来週のコンディションも変わるだろう。だから、我々はそれを乗り越える必要がある」

「また、パワーユニットのデプロイメント(ハイブリッドパワーの使い方)にも疑問符がつく。これを最大限に活用しなくてはいけない。我々は多くの点で適切なことができなかったんだ。確実にパフォーマンスは低下していたんだ」

「ニコについては、期待通りだった。彼はまだ2日目だ。まだそれほど多くのラップを走ったわけではない。だから、彼がこんな短い時間でいるべき場所に到達するなて、素晴らしい仕事をしたと思う。ランスに関しては、間違いなくもう少し上を期待していた」

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