ヒュルケンベルグ、2013年にメルセデス加入の可能性があった?
ニコ・ヒュルケンベルグは、ルイス・ハミルトンが2013年にメルセデスと契約していなければ、同チームのドライバーになっていた可能性があるようだ。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
先日、レーシングポイントからセンセーショナルなF1復帰を果たしたニコ・ヒュルケンベルグ。彼は新型コロナウイルス陽性反応を示したセルジオ・ペレスの代役として第4戦イギリスGPと第5戦F1 70周年記念GPの2レースにエントリーし、前者ではトラブルによりレースを走れなかったが、後者では予選で3番手を獲得して決勝でも7位に入った。
昨年の最終戦でルノーのマシンをドライブして以来、F1から離れていたヒュルケンベルグだが、急遽の出場ながら高い適応力を示し、パドックから賞賛の声が集まった。
かつてメルセデスのチーム代表を務め、現在はF1のモータースポーツ部門を取り仕切るロス・ブラウンは、レース後のコラムの中でヒュルケンベルグのパフォーマンスを称賛し、メルセデス在籍中にヒュルケンベルグとの契約を検討していたことを明かした。
「今回はニコ・ヒュルケンベルグにとって肉体的に信じられないほどの挑戦になると思っていた」
そうブラウンは綴っている。
「彼がレース後にどれほど痛みを感じたかは分からないが、週末を通して素晴らしいパフォーマンスを見せた」
「私がメルセデスの責任者だった時、彼と契約寸前までいっていた。もしルイス(ハミルトン)がメルセデスに加入していなかったら、次の選択肢はニコだったんだ」
「私はニコをドライバーとして非常に尊敬している。彼はとても優秀なドライバーで、F1にいるべき人間だ」
メルセデスは2013年、前年限りで引退したミハエル・シューマッハーの後任としてハミルトンと契約。ハミルトンはその後、同チームで5度王者に輝いている。一方のヒュルケンベルグは同じ年、フォースインディア(現レーシングポイント)を離脱してザウバーに移籍したが、2014年には再びフォースインディアに復帰すると、その後はルノーにも所属し2019年までF1にフル参戦した。しかし1度も表彰台には上がることができず、表彰台未経験者の歴代最多出走記録を保持している。そして今季は、F1のレギュラーシートを獲得できなかった。
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