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HuluもF1へ。製作中の新シリーズにダニエル・リカルドが参加……Netflix、Apple TVに続く

動画ストリーミングサービス大手のHuluは、マクラーレンのダニエル・リカルドと共に新テレビシリーズの脚本制作に取り組んでいることが分かった。

Daniel Ricciardo, McLaren

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 映画やテレビなどのエンターテイメントを扱う週刊誌The Hollywood Reporterは6月27日(月)、NetflixやApple TVに続き動画ストリーミングサービス大手のHuluもF1に関連する新テレビシリーズの制作に乗り出していると報じた。

 その月曜日の夜、マクラーレンのダニエル・リカルドはこの新シリーズに関する情報をInstagramのストーリーに笑顔の絵文字を付け加えてシェアした。

 リカルドがどれほどこのプロジェクトに関与しているかは現時点では不明だが、このテレビシリーズは1エピソードあたり30分で構成。「現在は制作初期段階である」としている。

 またこのプロジェクトに関する詳細は、報道によると現時点では「伏せられている」という。ただ脚本家によるリサーチは進行中であり、ABCやSignature、Lionsgate TV、Temple Hillなど、ディズニー系列のプロダクションがプロジェクトに参加している。

 F1では、Netflixのドキュメンタリー番組『Drive to Survive』がシリーズを通して成功を収め、その後もF1や広くモータースポーツの世界を舞台にしたシリーズや映画の制作が相次いでいる。

 現在は、メルセデスのルイス・ハミルトンがApple TVと共同でドキュメンタリーシリーズを製作中。ドキュメンタリー制作チームはハミルトンとチームへの完全なアクセス権を持ち、ゲストのインタビューやコース内外での映像も作品には含まれるという。またApple TVはハミルトンを迎えて、ブラッド・ピット主演のF1をテーマにした映画の制作に乗り出している。

 ハリウッドの映画プロデューサーであるマイケル・マンは、モータースポーツ界の伝説的な存在であるエンツォ・フェラーリの伝記映画を大予算で製作中。アダム・ドライバーやペネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリーなど著名な俳優が登場するようだ。

 この作品は、2019年に公開されたマット・デイモンとクリスチャン・ベール主演のル・マン24時間レースをテーマにした『フォード vs フェラーリ』に続く作品となる。

 火付け役となったDrive to Surviveは現在、来年配信予定のシーズン5を撮影中。2024年配信予定のシーズン6の制作も決定している。

 劇的な幕切れとなった2021年シーズンを映したシーズン4は、番組上もっとも再生されたシーズンとなり、F1ブームは続いている。

 そして今回、Huluがその波に乗り出したのだ。

 
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