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F1仕事の流儀:レースエンジニア編「我々はオーケストラの指揮者」

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F1仕事の流儀:レースエンジニア編「我々はオーケストラの指揮者」
執筆:
2020/04/18 7:13

F1サーカスに関わる人間の中で、テレビに映る者はごくわずかだ。このシリーズでは、F1に関わる様々な人々に密着していく。今回はアルファロメオでキミ・ライコネンのレースエンジニアを務めるジュリアン・シモン-ショータンに話を聞いた。

■私の仕事

 私はレースエンジニアだ。キミ(ライコネン)のマシンを担当している。6人のエンジニアと6人のメカニックがひとつのグループとなって働いている。簡単に言えば、私の使命はマシンをできる限り速くすることだ。

■レースウィークエンドのスケジュール

 通常我々は水曜日に現地に到着しているので、木曜日にはサーキットに向かえるよう準備ができている。マシンのセットアップに関しては、その前日にファクトリーにいるエンジニアから送られてくる。サーキットに着いたらタイヤエンジニアともその情報を共有する。

 その後すぐにいくつかのミーティングが行なわれる。タイヤ戦略やセットアップに関するものだ。もちろんドライバーとも話をして、金曜日(フリー走行)の走行プランについて話し合う。そしてマシンをFIAの車検にかけ、寸法などが合法であることを確認する。

 そして金曜日には早い時間にサーキットに到着し、最初のセッションの1時間前にミーティングを行なう。走行プランに関する情報を確実に全員に共有するためだ。そしてフリー走行1回目の後にブリーフィングがあり、2回目のセッションの後には少し長いミーティングがある。金曜日にいろんな情報を手にできるので、この日のミーティングは非常に重要だ。これで残りの週末、特にレースに関する戦略をほぼ固めることになる。

 土曜日と日曜日の流れはとても似ている。違いを強いて言うなら土曜日にふたつセッションがあることくらいだろうか。予選前には、どのタイヤを準備するかや、走行ごとに何をするかを話し合うミーティングがある。そして予選後に我々はもう一度話し合いの場を持ち、スターティンググリッドが決まったことを踏まえ、改めてレースの戦略を確定させる。日曜日の朝にもブリーフィングがある。

Julien Simon-Chautemps, Senior F1 Race Engineer of Kimi Räikkönen, Alfa Romeo

Julien Simon-Chautemps, Senior F1 Race Engineer of Kimi Räikkönen, Alfa Romeo

Photo by: DPPI

■私の仕事で最も重要なこと

 驚くかもしれないが、私は技術のスペシャリストであることが最も重要だとは思っていない。私の仕事はひとつの分野のスペシャリストになることではない。様々な分野をカバーしているエンジニアがたくさんいるので、彼らの言うことを理解できるようにあらゆることを知っている必要がある。

 最も重要なのは、高いコミュニケーションスキルを持っていることだと思う。なぜなら私のようなレースエンジニアは、メカニック、エンジニア、そしてチーム代表などいろんな人と話をして、情報を集めなければいけないからだ。

 彼らは十人十色だ。そんな彼らをまとめ上げ、それぞれの持つ最高の資質を引き出すことが求められるんだ。

■これなしでは仕事ができない3つのツール

 まずはラップトップだ。これにはあらゆる部門の重要な情報が満載されている。

 次にストップウォッチ。レース前の最終準備はまるで軍事活動のように、正確なタイムスケジュールの下で進めなければいけないからだ。我々のスポーティングディレクターもそうしているが、我々は全ての出来事に目を光らせていないといけない。いつタイヤが装着されて、いつドライバーがマシンに乗り込んだか、などだ。それらが時間通りに進んでいることを確認するために、ストップウォッチが必要なんだ。

 物事は非常に機械的に進んでいるので、私から誰かに何かをするよう言うことはないだろう。ただ、全てがスムーズで正確に実行されている必要があるんだ。そして最後のひとつは、メモを取るためのペンだ。

Julien Simon-Chautemps, Senior F1 Race Engineer of Kimi Räikkönen, Alfa Romeo and Frederic Vasseur, Team Principal of Alfa Romeo Racing

Julien Simon-Chautemps, Senior F1 Race Engineer of Kimi Räikkönen, Alfa Romeo and Frederic Vasseur, Team Principal of Alfa Romeo Racing

Photo by: DPPI

■最もよく接する人

 もちろん(担当の)ドライバーだ。他にはパフォーマンスエンジニアだ。全てのデータを集計するのは彼なので、私は主にマシンのセットアップについて彼と話し合う。

■サーキットにいない時

 レース後にファクトリーに戻ると、1日から2日かけてレースのデータ分析を行なう。何がダメで、何が良かったのか、何をより良くできるのかを振り返るんだ。最終的には膨大な情報を集めたレポートを作成し、その一部はドライバーに送られる。そしてその2日後、我々は次のレースに向けて切り替えるんだ。

■もし私がいなければ……

 基本的に、レースエンジニアなしではチームは機能しない。とても重要なポジションだ。例えるならオーケストラの指揮者のような立ち位置かな。私は多くの人間の作業を統括している。それはひとりでできる仕事ではないが、私は全てのエンジニアからの情報を整理し、彼らに何をすべきかを伝える。

Julien Simon-Chautemps, Senior F1 Race Engineer with Kimi Räikkönen, Alfa Romeo

Julien Simon-Chautemps, Senior F1 Race Engineer with Kimi Räikkönen, Alfa Romeo

Photo by: DPPI

■私にとってF1とは

……非常に厳しい世界だ。でも素晴らしいスポーツだし、子供の頃からやりたかった仕事だ。私が8歳の時、父がモナコに連れていってくれたことを今でも鮮明に覚えている。それが私にとって最初のF1レースだった。それから、私はエンジニアとしてF1で働きたいとずっと思っていた。

 私はドライバーになることはないと早い段階で気付いたが、F1の技術的な側面には常に驚かされた。F1での技術的挑戦は並外れたものだ。ただF1では人生における多くの時間を割くことになる。私には家族がいるので、世界を回ることは本当に厳しく、大変だ。テレビでは華やかで輝くマシンを目にするが、実際にこの世界にあるものは華やかなものだけではない。

 F1は仕事量が多く、睡眠時間も短く、常にストレスがかかる。あまりネガティブな書き方をしたくないが、この世界にあるのはシャンパンやバラのような華やかなものだけではない、ということを人々は理解する必要がある。非常に厳しく、チャレンジングだが、非常に興味深い世界だ。

 

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この記事について

シリーズ F1
ドライバー キミ ライコネン 発売中
チーム Alfa Romeo
執筆者 Oleg Karpov