アイロット、次のFP1出走はフランスGPとアルファロメオ代表が示唆。短いセッションでアピールなるか
アルファロメオのフレデリック・バスール代表によると、カラム・アイロットはF1第8戦フランスGPでもフリー走行に出走するようだ。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
2020年のFIA F2でランキング2位となったフェラーリ育成ドライバー、カラム・アイロットは、F1第3戦ポルトガルGPのフリー走行1回目にアルファロメオから出走した。チーム代表であるフレデリック・バスールによると、彼にはさらなる走行機会が与えられるようだ。
アイロットは今季、アルファロメオのリザーブドライバーであるロバート・クビサがチームに帯同できない時に登場する“セカンド・リザーブドライバー”という役割を担っている。ポルトガルで初めてF1の公式セッションを走ったアイロットは、レギュラードライバーであるキミ・ライコネンから約0.4秒遅れの17番手でFP1を終えた。
バスールは走行後、アイロットの次のフリー走行参加が6月にポールリカールで行なわれる第8戦フランスGPであることを明かした。
「我々はカラムと良い関係を築いている」とバスールは言う。
「彼はチームに打ち解けており、関係も良好だ。彼はマシンの中でもとてもリラックスしていた。あのセッションはとても良かったと思う」
「これは(アイロットにとって)最初のセッションであり、彼はまたFP1を走るだろう。次はフランスになる予定で、彼にとっては今回よりも楽だろう」
「シーズン中にFP1を何度か走らせたい。だから1回目のことはあまり気にしていない。ウォームアップのようなものだ」
「今後彼が走るのは、彼がよく知るコースでのFP1となるだろう。最初の2〜3周をテストのために費やすことはない。だからもっとやりやすいだろう」
「でも正直なところ、今朝(FP1)はかなりうまくいったと思う」
アイロットを“何度か”走らせたいと語ったことに対して、具体的に何度走らせるつもりなのか尋ねられたバスールは「2回から8回だね」と冗談めかして返答し、とりあえず次回はフランスGPの予定であること、それ以降は様子を見て決めていくことを明かした。
アルファロメオはザウバー時代から、シャルル・ルクレールやアントニオ・ジョビナッツィといったフェラーリ育成ドライバーをフリー走行に参加させ、翌年のF1デビューに向けての準備をさせていた。しかしバスール曰く、今季からFP1の時間が30分短くなってしまったため、アイロットは厳しい課題に直面したと感じているという。
「以前よりもさらに厳しくなっている」とバスール。
「過去を振り返ってみると、我々は2017年にシャルル、2018年にアントニオで同じことをした。その時も彼らにとっては非常にチャレンジングなことだった。しかし今年は(金曜フリー走行が)1時間しかないのでさらに厳しくなっている」
「つまり、最初のスティントが短くなるということで、彼らは最初のスティントでは2〜3周、次のスティントでは1〜2周で自分の速さを示さないといけない」
「セッションの前には誰もが、ミスをせずに自分の仕事をしようと考える。しかし最終的には、皆がラップタイムに集中する」
「クラッシュすると愚かに見えるのは間違いないが、遅すぎても愚かに見える。今の練習走行はとても難しくなっている」
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