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「オファーがあれば喜んで!」グロージャン、F1代役参戦に”超前向き”

インディカー参戦が決定したロマン・グロージャンは、F1で代役を務めるオファーが舞い込むことを望んでいるものの、F1でのキャリアはすでに”閉じられたモノ”だと語る。

Romain Grosjean, Haas F1

 2020年限りでF1のシートを失ったロマン・グロージャンは、デイル・コイン・レーシングと契約し、2021年シーズンはインディカー・シリーズに戦いの場を移すことを2月3日に発表した。

 しかしグロージャンが離れることになったF1では、新型コロナウイルスの影響が各方面に出ている。中でも、現役ドライバー20人中6人が既に同ウイルスに感染した経験を持っており、シーズン中もこのリスクが同じままならば、代役となるドライバーが必要とされる場合もあるだろう。

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 昨シーズンは欠場したセルジオ・ペレスとランス・ストロール(いずれもレーシングポイント)の代役をニコ・ヒュルケンベルグが務め、ルイス・ハミルトンの代役としてジョージ・ラッセルがメルセデスのステアリングを握り、いずれも印象的な活躍を見せた。

 同じ様なことが起きた場合、代役を務めることに興味はあるかと尋ねられたグロージャンは、次のように語った。

「F1のシートは、既に閉じられた本だと思っている。でも、絶対にもう二度とないとは言いたくない」

 そうグロージャンは語った。

「F1に良いチャンスがあれば、僕は喜んで参加したいと思う」

「僕は経験を積んでいるし、マシンに適応することができると思う」

「最近、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)が新型コロナウイルス陽性だったと聞いた。ウイルスはまだ蔓延しているから、ドライバーがレースに出られないというリスクは常にある」

「F1をもっとも最近離れたのはケビン(マグヌッセン)であり僕であり、そしてアレクサンダー・アルボンだ。僕らは経験を積んでいるし、最新のF1マシンのことをよく理解している。だから、オファーがあることを期待することができると思う」

「でも実際に(昨年バーレーンGPでの九死に一生を得た)事故で学んだことのひとつは、人生は短いということ、そして何かに”ノー”と言う選択肢が欲しいということだ。そして年に1回か2回だけQ1を突破できる……それがF1だというのであれば、僕にとってそれは閉じられた可能性だ」

「それよりも、レースに出て、勝つことができるという他の選択肢を見たいと思っている」

 グロージャンのF1でのキャリアは、前述の2020年バーレーンGPでのスタート直後の大クラッシュにより大火傷を負ったため、予定よりも早く終了することになった。そのため、最後にもう一度、テストであってもF1をドライブしたいとグロージャンは熱望し続けている。

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、他のチームがそのチャンスを与えられないのであれば、メルセデスがその機会を提供するだろうと語った。

 その”さよならテスト”の計画は進んでいるのか? それについてグロージャンは、次のように語った。

「僕は今もまだ、メルセデスのF1マシンに乗りたいと強く思っている。それは断ることなんてできないよ。そのマシンの乗り心地と、それがどう機能していたのか、それを知るためにもね」

「現時点で彼らは、新シーズンに向けた新しいマシンを作るために、完全に全力を傾けていると思う。だから今はトトには連絡しないけど、彼は連絡が来るのを待っていると思う。そして彼に、テストさせてくれるよう頼もうと思っている」

「彼(ウルフ代表)の申し出には、良い意味でとても感動した。とても自然な形であったことに驚いたんだ。僕は間違いなく、そのテストをやりたいと思う」

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