マクラーレン、コルトン・ハータのF1テストを7月中旬に実施へ。フリー走行起用への布石……それとも正ドライバー?
マクラーレンはインディカードライバーのコルトン・ハータが7月中旬にポルトガルで2日間のF1テストを行なうことを発表した。
Colton Herta, Andretti Autosport w/ Curb-Agajanian Honda
Jake Galstad / Motorsport Images
今年5月、マクラーレンはアンドレッティ・オートスポートからインディカーに参戦しているコルトン・ハータが、2022年にF1マシンテストに参加することを明かしていた。そして、7月中旬にハータはポルトガルで2日間のテストに参加することが発表された。
ハータは2019年にはインディカーで史上最年少勝者となると、以降も勝利を重ねてきた実力あるドライバー。2022年にF1はフリー走行でルーキードライバーを少なくとも2回起用することが義務付けられているが、マクラーレンは実際に起用する前に昨年の2021年型マシン(MCL35M)によるテストで評価したいと考えているのだ。
F1の2022年シーズンは大きくテクニカルレギュレーションが変更されたことから、現行の旧型マシンテスト(TPC)レギュレーションでは、1年前のF1マシンを走らせることができる。
ハータの参加するテストは、7月11~12日の2日間。3日目にはマクラーレンのシミュレータードライバーであるウィル・スティーブンスも参加する予定だ。
「我々が伝えてきたように、コルトンとの合意は彼がF1マシンで実際に何ができるかを示すため、我々のF1マシンを走らせるチャンスを与えたい、というものだった」
motorsport.comの取材に対しアンドレアス・ザイドル代表はそう語った。
Pato O'Ward, McLaren MCL35M
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
「我々は現在、1年前のマシンを走らせることのできるチャンスがある。このテストの目的は、彼がそこでどういったコトができるのかを確認することにある。ご存知のように、今年は若手ドライバーをフリー走行で2度走らせることが必要なんだ」
「そこで、我々はチャンスを与えたいと思う候補者に対してTPCカーによるテストを行ない、フリー走行で実際に誰を走らせるかを決めることになる」
「コルトンに2日間のチャンスを提供し、その後はマクラーレンのマシンをコースで走らせた際のフレッシュなインプレッションを確認するために、恐らく1~2人のシミュレータードライバーを走らせることになる」
ハータは若く実力あるドライバーということで、F1参戦プロジェクトを計画するアンドレッティ・オートスポートと結び付けられていた。ただ、彼らの計画は現在参戦中の10チームから賛同を得るには至っておらず、足踏みしている状況だ。
またマクラーレンのF1ドライバーであるダニエル・リカルドは、将来を巡って離脱を含めた憶測が飛び交っているが、その中でハータがチームに加入する可能性も指摘されている。
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