アーバイン、ベッテルを酷評「一芸しかない……4回王者には見えないね」

シェア
コメント
アーバイン、ベッテルを酷評「一芸しかない……4回王者には見えないね」
執筆:
2019/01/25 10:23

元F1ドライバーのエディ・アーバインは、4度にわたってF1王者となったセバスチャン・ベッテルについて”過大評価”されていると酷評する。

 フェラーリやジョーダンなどで活躍した元F1ドライバーのエディ・アーバインは、2010〜2013年までF1タイトルを4連覇したセバスチャン・ベッテルについて、その才能が過大評価されていると主張した。

 アーバインは全日本F3000に参戦していた1993年、日本GPでジョーダンからF1デビュー。その初戦でいきなり好調な走りを見せ、予選8位、決勝でも6位と入賞してみせた(当時の入賞は6位まで)。その際、当時マクラーレンのドライバーだったアイルトン・セナに進路を譲らず、殴られかけた話はあまりにも有名である。

 翌年からジョーダンでフル参戦を果たすと、1996年にフェラーリに加入。ミハエル・シューマッハーのセカンドドライバーを務めた。1999年にはシューマッハーが怪我で長期離脱。代わりにチャンピオンを目指して戦ったが、マクラーレンのミカ・ハッキネンに敗れてランキング2位となった。これが、アーバインの最高成績である。

 その後アーバインはジャガーに移籍し、2002年を最後にF1から引退している。

「私はもう、F1は見ない。だって退屈だからね」

 そう語るアーバインだが、実は最近のF1もよく観ているようで……昨年5度目のチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトン(メルセデス)の功績に疑問を投げかけた。

「確かに、彼は他のドライバーとは別の次元にいるだろう」

 そうハミルトンについて語る一方で、「ミハエルの次元に近いとは思わないけどね」と、アーバインは毒舌を投げかけた。そして、昨年のタイトル争いに敗れたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)については、さらに厳しい評価を下した。

 アーバインはBBCのインタビューで、次のように語った。

「先頭を走っていて、そして誰ともレースをしていないのであれば、ベッテルは良いと思う」

「ルイスのレースを見てみると、ルイスはレースに集中し、前に出ることに集中している」

「一方でベッテルは、誰かとレースをしているとき、彼はライバルに集中するのと同じように、自分がどこにいて、そしてどこに行こうとしているのかということに集中している。そして、必然的にクラッシュしてしまうのだ」

「それは、ほとんどいつも起きることだ。私は、ベッテルは良いドライバーだと思う。しかし、4回世界チャンピオンに輝いた男には見えない」

「彼は過大評価されていると思う。彼は、一芸にだけ秀でている。ルイスは、もっと幅広い才能を持っているけどね」

 アーバインはハミルトンについて、オーバーテイクについてはシューマッハーよりも優れた才能を持っていると語った。しかしながら、そのシューマッハーやアイルトン・セナと比較して、安定性が欠如していると感じている。

「ルイスが(ジェンソン)バトンとマクラーレンで共に過ごした2年間を見返してみよう。バトンはその2年間、ずっとルイスを凌駕していた」

 そうアーバインは語った。

「ミハエルを相手にそんなことをしたドライバーは、誰もいない」

「たとえルイスが、驚くほど才能のあるドライバーだとしても、ミハエルは安定して高いレベルのパフォーマンスを発揮していた」

「ルイスが最初にF1にやってきた時、それを見るのは素晴らしかったよ。オーバーテイクでは、彼は誰にも負けなかった。彼はおそらく、ミハエルよりも優れたオーバーテイカーだ」

「しかし、週末を通して、そして年間を通じて安定したペースを発揮するという点では、誰もミハエルに近づけない。たとえセナであってもね」

 なおアーバインは、なぜ今のF1が退屈なのかということについても、次のように説明した。

「より安全になったことは、実に良いことだ。しかし、それは行き過ぎている。そして”我々は結局ここで何をしたのか?”というようなところまで進歩に進歩を重ねてしまった」

「我々は少し厄介なところにやってきてしまい、それほど面白くなくなってしまったように思う」

次の記事
レッドブル、新空力ルールで約19億円失うも、政治的立場の強化に成功?

前の記事

レッドブル、新空力ルールで約19億円失うも、政治的立場の強化に成功?

次の記事

トロロッソ・ホンダ、新車STR14を2月11日に発表へ

トロロッソ・ホンダ、新車STR14を2月11日に発表へ
Load comments

この記事について

シリーズ F1
ドライバー Eddie Irvine , セバスチャン ベッテル 発売中
チーム フェラーリ 発売中
執筆者 Scott Mitchell