分析

F1 イタリアGP

F1メカ解説|超高速モンツァ。”正解”の空力パッケージはどれだ?:F1イタリアGPピットレーン直送便

F1屈指の超高速サーキット、アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァを舞台に行なわれるイタリアGP。各チームは、空気抵抗の小さな空力パーツを持ち込んでいるが、レッドブルのリヤウイングは大きめである。

Matt Somerfield Giorgio Piola

編集: 2023/09/01 13:18

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Alpine A523 technical details

ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】

Analysis provided by Giorgio Piola


Ferrari SF-23 front wing

Ferrari SF-23 front wing

Photo by: Giorgio Piola

フェラーリは、イタリアGPにフラップが薄くなったフロントウイングを持ち込んできた。リヤウイングもダウンフォースが低いバージョンを取り付けており、これによって前後の空力バランスを整えている。なお、この写真に映っているふたつのノーズのうち、下側のノーズにはまだフラップが取り付けられていない。そのためフェラーリは、まだ別のフラップを用意している可能性もある。


Ferrari SF-23 rear wing

Ferrari SF-23 rear wing

Photo by: Giorgio Piola

こちらが超薄型のフェラーリのリヤウイング。通常使っているスプーン型のメインプレーンではなく、ほぼ直線的なメインプレーンを採用し、ダウンフォースと空気抵抗を極限まで削っている。また、このリヤウイングを中央で支えるステーは、通常の1本ではなく、2本になっている。


Alpine A523 technical details

Alpine A523 technical details

Photo by: Giorgio Piola

ボディカウルが外されたアルピーヌA523。パワーユニットのレイアウトをはじめ、通常は隠されているマシンの心臓部が見て取れる。それだけではなくマシン後部に目を転じると、フロアを支えるための細いステーだけでなく、より強固なサポートも存在しているのが分かる。


Aston Martin AMR23 front wing

Aston Martin AMR23 front wing

Photo by: Giorgio Piola

フラップが2枚取り付けられていないアストンマーチンAMR23のノーズ。フロントウイングがどのような形に分割されているのかがよく分かる。フラップは後端部とノーズ側を除いて別パーツ化されており、サーキットの特性に応じて、選択したリヤウイングとバランスを取る形で、その都度搭載するフラップを選択している。


Ferrari SF-23 technical detail

Ferrari SF-23 technical detail

Photo by: Uncredited

フェラーリのフロントウイングの翼端板。この角度から見ると、アウトウォッシュを生み出すために、フロントウイングの翼端部分がどのような角度になっているのか、それを理解することができる。


Red Bull Racing RB19 technical detail

Red Bull Racing RB19 technical detail

Photo by: Uncredited

レッドブルは、超高速サーキットのモンツァに合わせた最適なバランスを探るために、いくつかのリヤウイングをテストするようだ。このウイングはFP1でセルジオ・ペレスのマシンに取り付けられる予定のもの。フラップ後端が削り取られて前後長は短くなっているが、ガーニーフラップが取り付けられ、ダウンフォースを稼いでいる。まだリヤのブレーキドラムが外されているが、内部には多数のフィンが設けられており、気流を整えているのが分かる。


Alpine A523 technical detail

Alpine A523 technical detail

Photo by: Uncredited

アルピーヌの低ダウンフォース仕様のフロントウイング。上部のフラップの中央部分に切り欠きが設けられ、空気抵抗が削られているのが分かる。


Red Bull Racing RB19 technical detail

Red Bull Racing RB19 technical detail

Photo by: Uncredited

レッドブルのフェルスタッペンのマシンに取り付けられる予定のリヤウイング。フラップの後端は削られておらず、よりダウンフォースの大きいバージョンである。


Mercedes W14 technical detail

Mercedes W14 technical detail

Photo by: Giorgio Piola

メルセデスも、低ダウンフォース仕様のリヤウイングを採用。ガーニーフラップはないが、フラップの後端が切り取られた。


Alpine A523 technical detail

Alpine A523 technical detail

Photo by: Giorgio Piola

アルピーヌは、マシンの挙動を研究するために、FP1でフロントウイングに車高センサーを取り付ける予定だ。


AlphaTauri AT04 technical detail

AlphaTauri AT04 technical detail

Photo by: Giorgio Piola

アルファタウリの低ダウンフォース型のリヤウイング。メインプレーンは他チームで見慣れたようなスプーン型ではなく、比較的平らな形状である。またフラップの後端は、わずかにアーチ状になっている。


Red Bull Racing RB19 technical detail

Red Bull Racing RB19 technical detail

Photo by: Giorgio Piola

レッドブルのハイダウンフォース仕様のリヤウイングを別角度から。フラップの後端中央部には、V字型の切り欠きが存在するのが分かる。

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