突如やってきた春休みは無駄にできない。不振のウイリアムズ、4月は“ダイエット”含めパフォーマンス向上に全力「再び優位に立つために」
ウイリアムズのジェームス・ボウルズ代表は、レースが開催されない4月を活用してパフォーマンス改善のアップグレードを行なうと語った。
The McLaren team on the pit wall
写真:: Mark Sutton / Formula 1 via Getty Images
昨年F1コンストラクターズランキング5位を躍進したウイリアムズは、今季序盤戦で苦戦を強いられている。ジェームス・ボウルズ代表は、4月の“春休み”期間はパフォーマンス改善のために一時も無駄にできないと考えている。
昨年は表彰台にも上るなど、中団チームをリードする存在となっていたウイリアムズは、今季は一転して開幕から下位に沈んでいる。開幕戦オーストラリアGPは16台完走のレースでアレクサンダー・アルボンが12位、カルロス・サインツJr.が15位。第2戦中国GPでも、スプリント予選のSQ1、予選のQ1でいずれも2台ノックアウトに終わり、決勝ではサバイバルレースを生き残ったサインツJr.が9位入賞を果たしたものの、パフォーマンス面で後れをとっているのは明白な状況だ。
1月のシェイクダウンテストへの参加を見送るなど、開幕前から新車開発で後手に回っていたウイリアムズは、今も重量オーバーに苦しんでいることが明らかとなっている。車両の軽量化に取り組むことも、今後の重要な課題となるだろう。
ただ3月下旬の第3戦日本GPの終了後、1ヵ月ほどレースが開催されない。第4戦、第5戦として開催が予定されていたバーレーンGPとサウジアラビアGPが、昨今の中東情勢を鑑みてキャンセルされたからだ。ボウルズとしても、ファクトリーでの作業に専念できる4月を最大限活用したい構えだ。
ボウルズはウイリアムズ公式動画の『The Vowles Verdict(ボウルズの見解)』の中で次のように語った。
「マイアミに戻ってくる頃までに再び優位に立つためには、休み期間の1時間1時間が重要になる」
「明らかに、我々は望んでいた形でシーズンをスタートできていない。だからこの期間は、実際に何を変えられるのかを見極める時間になる。今は(レースでの部品の)消耗がないので、生産リソースを将来のパフォーマンス向上に振り向けることができる」
日本GPの次に行なわれるのは、5月3日決勝のマイアミGP。ボウルズはここでウイリアムズがアップデートを投入する可能性を示唆。4月に行なったパフォーマンス向上のための取り組みの成果が「一部はマイアミで投入されるかもしれないし、その後になるものもあるだろう」と語った。
ボウルズはさらにこう続ける。
Carlos Sainz, Williams
Photo by: Alastair Staley / LAT Images via Getty Images
「我々のマシンが重量オーバーであることは周知の事実だ。この期間の開発では、その点にも取り組み、合理的な方法でマシンの軽量化を進めていく」
「その時点(4月の休み期間に入るまで)で3戦を終えているが、レース後にすべての細かなデータを完全に分析し、『本来どうすべきだったのか』『今後どんな開発プログラムを進めるべきか』を理解するには、常に時間が足りない。今回の期間は、それを行なう良い機会になる」
「ドライバーたちはイギリスに戻り、可能な限り毎日シミュレータ作業を行なう。また、ピットクルーもできるだけ多くの日数でピットストップ練習をする予定だ。何を優先的に詰め込むか、どれが最も費用対効果が高いかが重要になる」
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