
2018F1日本GPフリー走行3回目は、天候が目まぐるしく変わる難しいコンディションの中、ルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した。
鈴鹿サーキットで行われている2018F1日本GPは2日目を迎え、フリー走行3回目が行われた。途中雨が降るなど難しいコンディションとなった中、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムをマークした。
昨日の夜から雨が降り始めた鈴鹿サーキット。フリー走行3回目が始まる頃には、雨はほとんど降っていなかったものの、土曜日は1コーナー方面から非常に強い風が吹く状況。気温25度、路面温度27度でドライコンディションではあるものの、ウエットパッチがいくつかある中でセッションがスタートした。
まずトップタイムを記録したのはキミ・ライコネン(フェラーリ)。スーパーソフトタイヤで1分30秒054をマークすると、これに僚友のセバスチャン・ベッテルが0.107秒差で続いた。
開始10分をすぎて雨が降り始める中、ハミルトンがスーパーソフトでアタックするが、路面が濡れ始めている影響もあってシケインでブレーキをロックさせてしまい、満足のいくタイムはマークできなかった。このほかにも、雨と強風の影響でコースオフを喫するマシンが多かった。
開始15分を過ぎると雨は本降りになり、各車雨用のタイヤを求めてピットイン。結局ハミルトンはトップから5秒差の20番手タイムしか記録できていないまま、ピットに戻ることになった。
ここから天候が落ち着くのを待って約15分ほど全車がピットで待機する状況が続いたが、開始30分をすぎたところでバルテリ・ボッタス(メルセデス)がスーパーソフトタイヤを装着してコースイン。しかし、まだ路面が乾き切っていない部分もあってか、毎周ピットに入ってスタート練習を行っていた。
残り10分になると、路面も乾き各車が予選を想定したタイムアタックを敢行。ここでいち早くタイムを出したのがハミルトンで1分29秒599をマークした。各車も続々とタイムアタックをする中、残り3分を切ったところでニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)がターン5でクラッシュ。ドライバーは自力でマシンを降りたが、車両回収のため赤旗中断となり、そのままセッションが終了した。
結局トップタイムはハミルトンで、ここまでフリー走行3セッション全てでトップに立った。2番手にはベッテル、3番手にライコネンが続く結果となった。
トロロッソ勢はブレンドン・ハートレーが13番手、ピエール・ガスリーはこのセッションでも思うように走り込めず20番手に終わった。
注目の公式予選は15時00分からスタート予定だが、鈴鹿サーキットは雨が降ったり止んだりという状況が続いており、微妙なコンディションの中での予選となりそうだ。
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | 日本GP |
サブイベント | 土曜日 フリー走行3回目 |
執筆者 | Tomohiro Yoshita |