ハミルトンが通算80回目のPP獲得、トロロッソ勢も躍進

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ハミルトンが通算80回目のPP獲得、トロロッソ勢も躍進
執筆: 吉田知弘
2018/10/06 9:42

2018F1日本GP。公式予選はルイス・ハミルトンが完璧なアタックを披露し、通算80回目のポールポジションを獲得した。

 鈴鹿サーキットで行われたF1日本GPの公式予選では、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションを獲得。トロロッソ・ホンダの2台が揃ってQ3に進出する活躍を見せた。

 直前のフリー走行3回目では雨がぱらつくシーンもあったが、予選では気温26度、路面温度29度のドライコンディション。しかし、上空には分厚い雲がある状態で、途中の天候変化が懸念される状況で予選が始まった。

 まずQ1ではストフェル・バンドーン(マクラーレン)を先頭に続々とコースイン。ほとんどのマシンがスーパーソフトタイヤを装着していた。

 まずトップに躍り出たのはフェラーリ勢。キミ・ライコネンが1分29秒631を記録すると、チームメイトのセバスチャン・ベッテルも1分29秒049をマークしワンツー状態を築いた。

 これに対し、メルセデス勢もアタックを開始。今週末はフリー走行全セッションでトップタイムを記録しているハミルトンがセクター1からベストタイムを更新し1分28秒702をマーク。続いてバルテリ・ボッタスも1分29秒297で3番手につけた。

 ベッテルはクールダウンを挟んで同じスーパーソフトタイヤでタイムアタックを試みるがヘアピンでスピンを喫してしまう。それと同じタイミングでマーカス・エリクソン(ザウバー)がダンロップコーナーでクラッシュ。これにより赤旗中断となった。

 残り9分57秒のところでセッションが再開されると、Q2進出をかけ中段グループのチームがアタックを敢行。午前中に雨が降り路面状況があまり良くないが、走るごとにコンディションが改善している模様。最後のタイムアタックでは、続々とタイムを更新するドライバーが多かった。

 その中でも際立つ走りを見せたのがシャルル・ルクレール(ザウバー)。1分29秒706を叩き出し6番手に食い込んだ。またフリー走行ではトラブル続きで満足に走れなかったピエール・ガスリー(トロロッソ)も1分30秒137で10番手、チームメイトのブレンドン・ハートレーも14番手でQ2進出を果たした。

 一方、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)は最後まで果敢にアタックをするも、16番手でQ1敗退。その他、セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、バンドーン、エリクソンがノックアウトとなった。

 Q2になると、太陽も顔を出し始め、天候が回復。グリーンシグナルと同時にメルセデス勢の2台がコースインした。なお、この2台は決勝を見据えてソフトタイヤを装着して臨んだ。

 このセッションでも速さを見せたのはメルセデス勢。ハミルトンが1分28秒017を記録すると、ボッタスが1分27秒987でトップに躍り出た。これに対しフェラーリ勢はスーパーソフトを選択したがベッテルが1分28秒279、ライコネンが1分28秒595となり、メルセデス勢に遅れをとった。

 各車が続々とタイムを記録する中、ダニエル・リカルド(レッドブル)がトラブルでピットイン。パワーがなくなったとのことで、緊急の修復作業を行うが、時間内に再びコースインすることができなかった。マシンを降りたリカルドからは、思わず悔しさを爆発させるシーンも見られた。

 残り5分を切って、Q3進出をかけたチームとドライバーが2回目のアタックに出ようとするが、デグナーコーナー方面から雨が降り始め、各車ともアタックを断念。Q1では素晴らしい走りを見せたルクレールも11番手で脱落した。

 一方、早めにタイムアタックを終えていたトロロッソ勢はガスリーが9番手、ハートレーが10番手となりホンダのお膝元である鈴鹿で2台揃ってQ3進出を果たした。

 最終のQ3では、小雨が降り続けている状況だったが、ほとんどのマシンがスーパーソフトタイヤを装着してコースイン。フェラーリは2台がインターミディエイトタイヤを装着するが、路面はほぼドライコンディションということもあり、すぐにピットに戻ってスーパーソフトタイヤに履き替えるなど、後手の展開となった。

 メルセデス勢の速さはQ3でも衰えることなく、ハミルトンは1分27秒760をマーク。ボッタスが1分28秒059で2番手に続いた。一方、1周遅れでタイムアタックを行ったフェラーリ勢は揃ってスプーンカーブでミス。特にベッテルは完全にコースオフを喫してしまい、満足にタイムを記録することができなかった。

 トップタイムを記録したハミルトンはすぐにピットに戻り、2セット目のスーパーソフトタイヤに交換。すぐにタイムアタックに入るが、ここで再び雨が降り始め、瞬く間にウエットコンディションになっていった。これにはハミルトンをはじめ、他のマシンもタイムアタックを中断。セッション後半は順位の変動はなくチェッカーフラッグが振られた。

 これによりハミルトンは通算80回目となるポールポジションを獲得。2番手にボッタスが入り、メルセデスがフロントロウを独占した。3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、4番手にライコネンが続いた。スプーンでのミスが響いたベッテルは、2回目のアタックも雨により断念せざるを得なくなり、9番手という結果に終わった。

 またQ3で光る走りをみせたのがトロロッソ勢。ハートレーが6番手、ガスリーが7番手につけ、ホンダの地元グランプリで今季最高とも言える予選結果を手にした。

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この記事について

シリーズ F1
イベント 日本GP
サブイベント 土曜日 予選
執筆者 吉田知弘
記事タイプ 予選レポート