強い信頼関係の現れか? メルセデスがアントネッリとボノの”イタズラ大激戦”最新章を公開
メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、自身のレースエンジニアであるピーター・ボニントン(通称ボノ)とイタズラ合戦を繰り広げている。これも、アントネッリの好成績を支えている一因なのかもしれない。
メルセデスF1はSNSに、アンドレア・キミ・アントネッリが自身のレースエンジニアであるピーター・ボニントンに対して、ファクトリーのアクセスカードを無効にするというイタズラを仕掛けた動画を公開した。この関係性も、アントネッリの活躍を裏付ける一因なのかもしれない。
2025年にメルセデスからF1デビューを果たしたアントネッリのレースエンジニアを務めているボニントン。それ以前はルイス・ハミルトンのレースエンジニアを務めていた人物であり、ボノの愛称でも知られる。このハミルトンとボノのふたりは、F1界を代表する名コンビであると言われることが多く、数々の名シーンを生み出してきた。
しかしハミルトンのフェラーリ移籍によって、このコンビは解消。ハミルトンの後任としてチームに加入したアントネッリと、新たにコンビを組むことになった。
この新コンビも、ここまで順調に関係を構築しているようだ。その一端が、ふたりのイタズラ合戦に現れている。
デビュー戦を迎える直前、アントネッリはファクトリーでボニントンの誕生日を祝った際、そのケーキのクリームをボニントンの顔に押し付ける、いわゆる”パイ投げ”で先制攻撃を仕掛けた。
その後もアントネッリの攻撃は続いた。今年のバーレーンテストの際、やはりボニントンの誕生日を祝うために、アントネッリは高性能な水鉄砲を準備。スナイパーのようにパドック内を進行し、ボニントンに攻撃を仕掛けた。この時はボニントンも反撃すべく、本物の消火器を持ち出して応戦しようとした。
これを見たアントネッリは逃走。「もう十分だ」と停戦を呼びかけた。そこにボニントンの元相棒であるハミルトンも登場。水鉄砲についての話題に花が咲く中、ボニントンは一瞬の隙を突いて水鉄砲を強奪しようとしたが、これは失敗。これで本当に停戦となったかに思われた。
しかし策士ボニントンは、別の策を練っていた。アントネッリの水筒に、スパイスを大量に投入したモノを、トレーナーを介して送ったのだ。何も知らないアントネッリはこの水を飲んでしまい、悶絶。「僕はスパイス嫌いなんだよ……胸が爆発しそうだ」と語り、ボニントンに軍配が挙がった。
そして今回メルセデスが公開した動画には、アントネッリの反撃が映されていた。
アントネッリは「ボノのアクセスカードをブロックする。どこでもだ」とニヤリと笑い、セキュリティ担当者に設定を指示。ボニントンのアクセスカードを無効化してしまい、ファクトリーに入れなくなった。
ファクトリーに到着したボニントンは施設内に入ろうとリーダーにカードをかざすが、扉は開かず。「あのクソガギ……またやりやがったな」と吐いて捨てた。
この動画はSNS上で大いに注目されており、30万近い「いいね」がついている。
動画だけ見れば、くだらないイタズラ合戦に見えるかもしれない。しかしそれができる関係性であるということも言える。強い信頼関係が結ばれていなければ、度々こういったイタズラをしかけるなんてことはできないだろう。
まだ19歳のアントネッリ。F1を戦うとなれば、それはそれは大きなプレッシャーに日々さらされる。しかしイタズラ合戦ができるような存在が近くにいて、支えてくれるとなれば、そのプレッシャーを軽減するのに大いに役立つだろう。
アントネッリは第2戦中国GPで初優勝をポール・トゥ・ウインで飾ると、その後は3戦連続ポール・トゥ・ウインという前人未到の記録を達成。チームメイトのジョージ・ラッセルに大差をつけ、ランキング首位を走っている。
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