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F1再復帰の可能性はゼロじゃない……クビサ、再挑戦の希望捨てず

2019年限りでF1のシートを失ったロバート・クビサ。彼は将来的にF1復帰の可能性があると考えているが、それは自分でコントロールできるものではないと話した。

Robert Kubica, Williams Racing In the Press Conference

Robert Kubica, Williams Racing In the Press Conference

Mark Sutton / Motorsport Images

 2019年、ウイリアムズから8年ぶりのF1復帰を果たしたロバート・クビサ。予選では、チームメイトのジョージ・ラッセルを一度も上回れなかったものの、苦戦するウイリアムズで唯一のポイントを獲得してみせた。

 しかし、クビサがチームに留まることはできず、チームはニコラス・ラティフィの起用を決定。彼は2019年限りでF1のシートを再び失うこととなってしまった。

 クビサはF1のパドックに留まるべく、ハースやレーシングポイントでシミュレータードライバーの役割を探していたが、既にDTM(ドイツツーリングカー選手権)への転向を視野に入れ、ヘレスでBMWのマシンをテストした。

 F1残留には厳しい状況に思える。クビサもアブダビGPが最後のレースになるだろうと認めつつも、F1復帰の可能性は途絶えていないという考えを示した。

「人生がどうなるかは決して分からない」と、クビサは言う。

「もちろん、もし今後僕が(F1の)パドックにいなければ、またF1に復帰するチャンスはとても小さくなるだろう」

「僕がパドックにいるなら、何でも起こる可能性がある。僕は地に足がついているんだ。ただ、現実的にはこれ(アブダビGP)が僕の最後のレースになる可能性はとても高いとは思っている」

 ただ、クビサはF1復帰の可能性は自分がコントロールできるものではないと話し、状況次第だという認識も見せた。

「僕にはそれ(F1復帰の可能性)をコントロールする事はできない。チャンスは有るかもしないし、無いかもしれない」

「過去10年で大きな教訓を学んだんだよ」

「全てが自分のコントロール下にあると思えている時でもね……僕は昔、3年の契約を結んでいたけど、半身にダメージを負って病院に居て、死ぬところだった」

「うまくいけば、今回は違うだろう」

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