クビサ、来季のF1フル参戦復帰の可能性は否定せずも「もっと”順位”が上のドライバーがいるはず」
ロバート・クビサは2022年に向けて、アルファロメオのドライバー候補リストで自分より上位のドライバーがいることを認め、スポーツカーのプログラムに目を向けているようだ。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
2020年から、アルファロメオF1チームのリザーブドライバーを務めているロバート・クビサ。今季は新型コロナウイルス陽性となったキミ・ライコネンの代役として、オランダGPとイタリアGPの2レースを戦った。
アルファロメオは来季に向けて、現メルセデスのバルテリ・ボッタスを起用すると発表したが、もうひとりのドライバーはまだ発表していない。チームは5~6人のドライバーを候補に挙げているようだ。
現在チームに所属しているアントニオ・ジョビナッツィ、チームのタイトルスポンサーであるオーレンが支援しているクビサの他、F2ドライバーの周冠宇なども候補に入っているようだ。
クビサは、F1復帰の可能性について「絶対にないとは言い切れない」と感じているものの、候補リストの中で自分よりも上にいるドライバーがだくさんいると認めた。
「僕はこれまでの人生で、ポジティブなこともネガティブなことも、あらゆることが起こりうると学んできた」
「だから(来季のフル参戦復帰が)絶対にないとは言えない。でも現実的には、もっと順位が上のドライバーがいると思う」
「フレッド(チーム代表のフレデリック・バスール)に聞いてみないと分からないよ」
「僕には耐久レースというレースプログラムがあり、もちろん通常はそこに注目している」
「でもザントフールト(オランダGP)から少し変わった。僕がここにいる(レースシートに座っている)からだ」
「未来がどうなるかは分からない。でも、それが何をもたらすにせよ、僕は未来をただ待つしかない」
クビサは昨年DTMに参戦し、2021年はチームWRTでヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参戦している。デイトナ24時間レースやル・マン24時間レースにもデビューし、ル・マンではクラス優勝間近だったが、ファイナルラップでマシントラブルに見舞われてリタイアとなっている。
クビサはオランダGPの際、ライコネンの代役として緊急登板することになったが、F1マシンに急きょ乗り込んでリズムを取り戻すという挑戦を、人々は過小評価していると語った。
「他の多くの人は、F1のリズムに戻ることがどれほど大変で難しいことなのかを理解していないと思う」
「正直なところ、自分のアプローチは気に入っている。僕の経験のおかげで冷静さを保ち、一歩一歩前進し、快適に感じながらゲームを進めることが出来たのだと思う。自分の年齢は言いたくないけどね!」
「自信がない時は、明らかだったと思うけど、僕は安全に進めていた」
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