テストレポート

F1テスト後半開始。初日午前はクビサがトップ! ホンダ勢も2、3番手に続く

2020年のF1プレシーズンテスト2回目がスタート。初日午前はアルファロメオのロバート・クビサがトップとなった。

Robert Kubica, Alfa Romeo Racing C39

 2020年のF1プレシーズンテスト2回目が、スペインのカタルニア・サーキットでスタート。初日午前のセッションは、アルファロメオのロバート・クビサがトップタイムをマークした。

 テスト1回目と同じく、アルファロメオは開発ドライバーのロバート・クビサにマシンを任せ、テストをスタートさせた。クビサはセッション終了40分前に、最も柔らかいC5タイヤでアタック。1分16秒942をマークした。

 このタイムは昨年5月のスペインGP予選でアルファロメオのキミ・ライコネンが記録したタイム(1分17秒788)を大きく上回るものだ。

 2番手に入ったのは、C4タイヤを履いたアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー。レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンはそれよりも2段階硬いC2タイヤで3番手に続いた。両者インスタレーションラップをこなした後は走行がない時間が続き、最終的にガスリーが25周、アルボンが29周でセッションを終えた。

 レッドブルの広報担当によれば、インスタレーションラップを終えた後にマシンがガレージに戻り、フロアを外しての作業が行なわれていたという。ただし、イレギュラーなトラブルではなく、プラン通りの作業だったとのことだ。

 このセッションで最多の89周を走ったルイス・ハミルトン(メルセデス)が4番手。こちらもC2タイヤを履いて、アルボンから0.12秒差につけた。

 5番手は、テスト前半から好調を維持しているレーシングポイントが入った。ランス・ストロールが43周を走っている。

 ハミルトンに次ぐ84周を走ったのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。今回ピレリが持ち込んでいる、F1オランダGPの”バンク”対策用タイヤを使用し、セッション序盤からハミルトンとトップタイムを更新し合った。

 しかしベッテルは、高速のターン8でスピンしこの日最初の赤旗の原因となってもいる。

 7番手以下はダニエル・リカルド(ルノー)、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、ロマン・グロージャン(ハース)というオーダー。

 ラティフィはエンジントラブルでマシンを止め、2度目の赤旗の原因に。チームも1時間20分の走行時間を失った。

 

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Session results

Pos. Driver Team Engine Time Laps
1 Robert Kubica Alfa Romeo Ferrari 1:16.942 53
2 Pierre Gasly AlphaTauri Honda 1:17.540 25
3 Alexander Albon Red Bull Honda 1:17.550 29
4 Lewis Hamilton Mercedes Mercedes 1:17.562 89
5 Lance Stroll Racing Point Mercedes 1:17.787 43
6 Sebastian Vettel Ferrari Ferrari 1:18.113 84
7 Daniel Ricciardo Renault Renault 1:18.214 53
8 Carlos Sainz McLaren Renault 1:18.221 46
9 Nicholas Latifi Williams Mercedes 1:18.300 48
10 Romain Grosjean Haas Ferrari 1:18.670 42

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