クビアト、自身のF1での将来について心配せず「現時点ではどんな可能性もある」
アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトは、今季限りでシートを失う可能性が取り沙汰されているにもかかわらず、F1での将来については心配していないと語る。
Daniil Kvyat, AlphaTauri
Sam Bloxham / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダは水曜日(10月28日)、ピエール・ガスリーと2021年シーズンのドライバー契約を締結したことを発表した。そのチームメイトはまだ明らかにされていないが、現在FIA F2を戦う角田裕毅が最有力候補と見られており、エミリア・ロマーニャGPの翌週には、同じイモラ・サーキットで、2年落ちのトロロッソのF1マシンをテストドライブする予定になっている。
なお今季レッドブルのドライバーを務めるアレクサンダー・アルボンも、今季限りでチームを追われる可能性が指摘されている。それが事実となった場合には、アルボンも来季のアルファタウリのドライバー候補のひとりになるはずだ。
今季ガスリーのチームメイトとしてアルファタウリのマシンを走らせているダニール・クビアトは、チーム残留が難しいのではないかとの噂が絶えない。ただ本人は、自身のF1における将来について心配していないと語る。
なおクビアトは、チームメイトのガスリーがイタリアGPでの優勝を含む今季63ポイントを獲得しているのに対し、わずか14ポイントの獲得に留まっている。
「正直なところ、僕は全く心配していない」
クビアトは自身の将来について尋ねられると、motorsport.comに対してそう語った。
「どうなろうともね。F1に残ることができればいいけどね。もしそうじゃないなら、そうだということだ」
クビアトは、他のレースを検討するのはまだ早いと主張した。
「そのことについてはまだ考えていない。それは僕にとって、最優先事項じゃないんだ。1年休むことだってできるし、やりたいと思うことができる余裕がある。だからどうなるか見てみよう。現時点ではまだ、どうなるかは分からないんだ」
「今季残っている数レースで、ベストを尽くすつもりだ。それに完全に集中するのは、どんな時でも最善のことだ。その結果が、未来に何をもたらすのかを見てみようと思う。もちろん、どんなことでも起こりうるということは分かっている」
1年休暇にすることを検討しているわけではないと、クビアトは強く訴える。
「そうしたいと言ったわけじゃないよ。そうすると言ったわけでも、そうしないと言ったわけでもない。どんな可能性もあると言ったんだ。すごく微妙な状態にある。だから何が起きても不思議じゃないよ」
「最後まで戦い続ける必要がある。そしてチャンスを掴まなきゃいけないんだ。残り5戦でベストを尽くすよ。そして何が起きるのか……年末の時点で何をしたいかということに基づいて、決定を下すよ」
「現時点では、決断を下すべきことはない。だから、考えることはないんだ。どんな決断も下す余裕がある……そう言っているだけだ。そんな決定を下すことも恐れないよ」
レッドブルは、アルボンを更迭した場合には、アルファタウリのドライバーを昇格させるのではなく、育成枠の外から新たなドライバーを起用することになるだろうと発言している。これについてクビアトは、コメントすることを避けた。
「そのことについては考えていない。それを考えるのは、彼ら(レッドブルの首脳陣)の仕事だ。彼らは、自分たちの戦略を理解していると思うし、必要なモノも理解していると思う。それには干渉したくない。それだけだ。本当に、ノーコメントだよ」
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