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まるで動物の様にプッシュした……ポイント獲得へ”攻めた”クビアト

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まるで動物の様にプッシュした……ポイント獲得へ”攻めた”クビアト
執筆:
協力: Erwin Jaeggi
2019/03/19 3:14

トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、F1復帰初戦でポイントを獲得するため、”動物の様に”プッシュしたと語る。

 トロロッソ・ホンダからF1復帰を果たしたダニール・クビアトは、その初戦で入賞するために、「動物のようにプッシュした」と語る。

 2017年のアメリカGP以来となるF1復帰を、2019年の開幕戦オーストラリアGPで果たしたクビアト。そして15番グリッドからスタートしながらも10位でフィニッシュ……見事に入賞を果たした。

 クビアトは最初のスティントを長く延ばすことで順位を上げた。そして、レーシングポイントのランス・ストロールにオーバーテイクを仕掛けようと懸命に走り、ターン3ではオーバーランするシーンもあった。

「挑戦してみた」

 クビアトはストロールに対する”攻撃”についてそう振り返った。

「ブレーキングをすごく遅らせた。DRSを開いて急激に彼に接近し、そして、ブレーキングを我慢したんだ。そして、イン側のホイールをロックさせてしまった。すごく苛だたしかったよ」

「その時僕は、『ああ、これでレースが終わってしまうかもしれない』と思った。でも、その後も走り続けることができた」

「後ろとはまだ少し差があった。冷静さを保つのは難しかったけど、その後の数周は動物のようにプッシュしたんだ。そして、8周か9周で再び彼の背後に追いついた」

 クビアトは最初のスティントで、レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーを抑え続けた。ガスリーにはピットストップのタイミングで一瞬先行されるも、ピットアウト直後にすぐさまオーバーテイク。その後はニコ・ヒュルケンベルグのルノー、キミ・ライコネンのアルファロメオ、そしてストロールらと共に7番手を争う超接近戦を繰り広げた。

「これまでに獲得した中で、最も難しいポイントのひとつだったと思う。それと同時に、速いガスリーを抑え切ることができて、とても満足している」

「僕らのチームにとっては、とても有望な結果だ。そして、僕らは多くのチームに追いつくことができたんだ」

「オーバーテイクしようとしたが、ここではそれがとても難しいことが分かった。でも少なくとも、僕はそれを試してみた。そうしなければ、自分自身に満足することはできなかっただろう」

 ガスリーはクビアトよりもピットストップを11周遅らせた。しかしガスリーのタイヤがかなり消耗していたこともあってペースが上がらなかったため、クビアトがコースオフしてタイムをロスしたにも関わらず、ガスリーがタイヤを交換しコースに戻ったのは、クビアトの直前だった。クビアトはこの一瞬の隙を逃さず、オーバーテイク。前述の通りその後はフィニッシュまで、ガスリーを抑え続けた。

「彼がピットアウトしてきた時、僕は『ああ、動かなきゃいけない!』と思ったんだ。そして僕が彼を抜いた時、彼がソフトタイヤを履いているのが見えた。だから僕は、彼が再び僕を抜くことになるかもしれないと思ったんだ」

 クビアトは最終スティントでミディアムタイヤを履いていたのだ。

「数周にわたって防御しなければいけなかった。でもその後、彼が僕のマシンの乱気流の中に入ったことで、常に5〜10mのスペースを保つことができた」

「ミスしないことが重要だった。ペースの面では、彼の方が大きく有利だったんだ」

「そして、彼を抑え切ることに成功した。それはとても素晴らしいことだった。そういう速いクルマを抑え込めるという自信を、チーム全体に植え付けることができた」

「1周目から、彼は僕のすぐ後ろを走っていた。そして58周目(最終ラップ)にも、彼はまだそこにいた。それはとても良いことだ」

 トロロッソとレッドブルは姉妹チームである。この関係性により、ガスリーに対するディフェンスを変えたかと尋ねられたクビアトは、次のように語った。

「僕は間違いなくスペースを残した。でも、誰に対してでも、同じようにスペースを残すだろう。ただドアを閉めるだけ……なんていうことはできない」

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シリーズ F1
イベント 第1戦オーストラリアGP
ドライバー ダニール クビアト 発売中
チーム トロロッソ・ホンダ 発売中
執筆者 Matt Beer