F1 日本GP

アルファタウリF1シート争い“落選”のリアム・ローソン、今後に向けては「今あるレースを頑張るだけ」と淡々。ウイリアムズへのレンタル移籍は否定

2024年のアルファタウリF1のレギュラーシート獲得を逃したリアム・ローソン。今後に向けては、現在代役参戦しているF1レースで全力を尽くすだけだと語るにとどめた。

戎井健一郎

公開日時: 2023/09/24 3:37

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Liam Lawson, Scuderia AlphaTauri

 F1日本GPの予選日に、アルファタウリが2024年シーズンのドライバーラインアップを発表。角田裕毅が参戦継続となり、今季中盤戦から起用されたダニエル・リカルドも引き続きチームに残ることとなった。

 一方、リカルドが負傷欠場となったことでオランダGPから代役参戦を続けているリアム・ローソンは、レギュラーシートを得ることができなかった。日本のスーパーフォーミュラではタイトル争いを演じ、F1でもシンガポールでチームの今季ベストリザルトとなる9位を獲得するなどして、評価を高めているにもかかわらずだ。

 予選後にはやはり今回のドライバー人事に関する質問が多数飛んだが、ローソンは「今あるレースで全力を尽くすだけ」と、淡々とコメントするにとどめた。

「正直、それについてそんなに深く考えたことはないんだ。今はこのチャンスを最大限に活かすことに集中している」

「もちろん、僕の最終的な目標はF1に乗ることだ。一番は今後のレースでベストなパフォーマンスを引き出すこと。そういうことについて考えるのは後だね」

 またローソン曰く、自身が来季のレギュラーシートを得られないことを知らされたのは、発表が行なわれた日本GPのレースウィークより前だという。そして巷では、現状唯一来季のドライバーが確定していないウイリアムズの一席にローソンが収まるのではないかと噂されていたが、彼は“レンタル移籍”の可能性を否定した。

「僕はレッドブルドライバーで、レッドブル系のシートは埋まってしまった。だから残念ながら僕はリザーブドライバーになる」

 アルファタウリは来季に向けて、角田、リカルド、ローソンという3人の有力ドライバーを抱えるという贅沢かつ難しい状況にあった。その渦中にあったローソンだが、レッドブル傘下のドライバーとして長らく過ごしているため、プレッシャーのかかる複雑なシチュエーションには慣れていると語った。

「ひとつポジティブなのは、僕はレッドブルドライバーとして5年間プレッシャーのかかるプログラムの中にいたということだ」

「だから、こういうことには慣れっこさ。こういう状況に対する心の準備はできていた」

 既にF1やスーパーフォーミュラで印象的な活躍を見せているローソンは、既にレースファンから多くの支持を集めるようになっており、アルファタウリのフランツ・トスト代表やレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表も、ローソンのこれまでの仕事ぶりを称賛するような発言をこぞってしている。

 そういった周囲の声は、2025年以降のF1レギュラーシート獲得に向け、励みや自信に繋がるのではないか? そう尋ねると、ローソンは次のように答えた。

「……かもしれないね。でも正直言って、今はレースで出来る限りの仕事をすることに集中している。今やっていることがひと段落したら、自分の仕事ぶりがどうだったか、どんな選択肢があるかを確認するだろうけど、今はこのレースに集中するだけだ」

「もちろん、そういったサポートがあるのは素晴らしい。ニュージーランドをはじめとした世界中の人たちが応援してくれていて嬉しい。だから今は一生懸命頑張って、ここからのレースで全力を尽くしたい」

 

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