スーパーフォーミュラが恋しくなるはず……惜別のローソン、来季はレース参戦の予定ナシ「レッドブルはF1リザーブを望んでいる」
リアム・ローソンは、F1参戦の声がかかるまでレースに参戦するチャンスがなくなる可能性があるものの、「レッドブルはいつでも準備ができていることを望んでいる」と語った。
リアム・ローソンは2024年、F1リザーブドライバーに徹することでレースシートから離れることになるが、「レッドブルはいつでも準備ができていることを望んでいる」と語った。
レッドブル/アルファタウリのF1リザーブドライバーであり、今季は日本のスーパーフォーミュラに参戦したローソン。彼は負傷したダニエル・リカルドの代役としてアルファタウリで5戦を戦った後、スーパーフォーミュラ最終ラウンドに出場したが、宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)を逆転することはできず、ドライバーズランキング2位に終わった。
ローソンのスーパーフォーミュラでの戦いは今年限りとなる。そして代役ながらもF1パドックで大きな印象を残したものの、来季のF1レギュラーシートを掴むことができなかった。
その代わり、ローソンは来季、レッドブル系2チームのF1リザーブドライバーをフルタイムで務めることとなった。
次のレース参戦がいつになるか分からないものの、ローソンはレッドブルが常にF1に帯同させようと望んでいることをポジティブに捉えている。
「もちろんレースには出たいけど、目標はF1に出ることだ」
motorsport.comに対してローソンはそう語った。
「観ているだけというのは決して良いことじゃないけど、これまでと同じように、この機会を最大限に活かして準備したい」
「マシンに乗ってレースをしたいのは山々だけど、それが今の僕にとってベストだとレッドブルが判断したんだ。彼らは、僕がどんなときでも100%の集中力を発揮できることを望んでいる」
ローソンがスーパーフォーミュラを離れることで、TEAM MUGENの後任にはFIA F2で腕を磨いてきた岩佐歩夢が収まることになると見られている。
「スーパーフォーミュラでのレースが恋しくなるのは間違いない」
ローソンはそう続ける。
「特にここではタイトルを獲れなかった、僕が達成したかったことだけど、(今言っても)どうしようもないことだ」
Photo by: Red Bull Content Pool
Liam Lawson, AlphaTauri AT04
ローソンは今年スーパーフォーミュラに参戦していなければ、F1での代役参戦という務めを十分に果たすことができていなかったとして、スーパーフォーミュラでの経験がいかにF1で役立ったかを改めて強調した。
日本での武者修行について、ローソンは次のように語った。
「レッドブルに言われた通りになったよ」
「マシンが速くなってF1に一歩近づいたことは分かっていたけど、チームの規模やホンダのようなメーカーとの協力関係、レースでの競争力といった面もある」
「F1のシミュレータでマシンを見ていることと、このマシンでやっていることには多くの共通点がある。それがF1への準備における大きな部分を占めている」
「(スーパーフォーミュラの)シーズン序盤を戦わずに、F2からそのままステップアップしていたら、間違いなくF1への準備ができていなかったと思う」
「このステップを踏んでいる人たちを見れば、フル参戦だとしても大きな挑戦だということが分かる。このチャンピオンシップが(F2とF1の)ギャップを埋めてくれたんだ」
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