F1 イギリスGP

リアム・ローソン、レッドブルの2024年F1マシンでテストへ。低迷ペレスの将来を巡る噂強まる

レッドブルのリザーブドライバーであるリアム・ローソンは、レッドブルRB20でテストを予定しており、これが調子を崩すセルジオ・ペレスの将来を巡る憶測を呼んでいる。

Liam Lawson, Reserve Driver, Red Bull Racing

 motorsport.comの調べでは、レッドブル陣営のリザーブドライバーであるリアム・ローソンはイギリスGP明けの7月11日、レッドブルの2024年マシンRB20をシルバーストン・サーキットでテストするようだ。この動きが、レッドブル・レーシング所属も調子が上がらないセルジオ・ペレスの将来に関する憶測を呼んでいる。

 ペレスは中国GP以降、スプリントを除きトップ3に入っておらず、レッドブル・レーシングとして過去5レースで獲得した116ポイントのうち、ペレスの貢献はわずか15ポイントだ。

 ペレスはイギリスGP予選Q1でのコースアウトをはじめ、不本意な成績が続いていることから、契約を2年間延長したにもかかわらず、パフォーマンスに納得していないチーム代表陣からのプレッシャーを受けている。

 レッドブル・レーシングはペレスがシーズン序盤の調子を取り戻せるよう全力でサポートしているが、一方でシーズン折り返しとなるイギリスGPでは、チームが他のドライバーを起用する必要があると感じた場合に備えて、“プランB”の選択肢も検討しているという話も出ている。こうした状況から、現在RBに所属するダニエル・リカルドがサマーブレイク明けに、ペレス後任としてレッドブル・レーシングに劇的な復帰を果たすのではないかという噂も挙がった。

 ただ、リカルドは今季F1にフルタイム復帰を果たして以来、期待されていたような結果を残せていないため、この噂は的外れだとも考えられている。

 レッドブル・レーシングはRBでリカルドを起用した際、2018年以来のメインチーム復帰に相応しいパフォーマンスを期待していた。しかし現在リカルドはRBの来季シートを確保できるかどうかという状況であり、昇格という可能性はほとんどないと考えられている。

 他に選択できるオプションはそう多くない。しかしレッドブルがペレスの後任を必要とした場合、今季後半か来シーズンのどちらかで、リザーブのローソンをメインチームに投入する可能性もある。

Liam Lawson and the Red Bull Drone 1 piloted by Ralph Hogenbrik, Shaggy FPV

Liam Lawson and the Red Bull Drone 1 piloted by Ralph Hogenbrik, Shaggy FPV

Photo by: Red Bull Content Pool

 ローソンは7月11日(木)にレッドブル・レーシングのフィルミングデーの一環として、シルバーストンでRB20をドライブする予定であり、いきなりのメインチーム起用という選択肢も、今では信憑性を帯びてきた。

 F1では、各チームに年間2回のフィルミングデー実施が許されており、レッドブル・レーシングとしては今回が2回目だ。

 フィルミングデーの走行はプロモーション用と銘打たれているものの、ローソンに許される200kmの走行距離はチームがポテンシャルを評価するのに十分すぎるほどだ。

 12ヵ月前のイギリスGPの後、レッドブル・レーシングはピレリタイヤテストで、当時サードドライバーとしてチームに帯同していたリカルドを起用。昨年のRB19に乗せ、ポテンシャルをチェックした。

 そこでリカルドは、RBの前身アルファタウリで印象的なパフォーマンスを残せなかったニック・デ・フリーズに代わって、F1復帰を果たすに相応しいとレッドブル陣営を納得させる走りを見せた。

 ローソンも昨年、オランダGPでリカルドが負傷欠場となった後、代役としてF1に5戦出走。シンガポールGPでは9位フィニッシュを果たし、大きな印象を残した。そのため、チームが変化を必要とした場合、リカルドの後任候補筆頭としてローソンの名前が挙げられていた。

 ただリカルドがここ数戦で調子を上げ、当面はRBのシートを確保できる可能性があるため、ローソンのレッドブル・レーシング起用は理に適う側面もある。というのも、レッドブル陣営がローソンにF1シートを提供できなかった場合、契約上フリーエージェントとなる可能性があると言われており、陣営の一員にとどめておくための1手として有用なのだ。

 シルバーストンで行なわれたSky Sports F1のインタビューに応じたレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、直近5戦でペレスが「どこにも」いなかったと示唆。チームがペレスに対してさらなる成果を求めていると明言した。

Sergio Perez, Red Bull Racing, arrives at the track with Liam Lawson, Reserve Driver, Visa Cash App RB F1 Team

Sergio Perez, Red Bull Racing, arrives at the track with Liam Lawson, Reserve Driver, Visa Cash App RB F1 Team

Photo by: Andy Hone / Motorsport Images

「これは隠れることができないスポーツだ。特にマックス・フェルスタッペンがチームメイトだとね」とホーナー代表は言う。

「彼は最高のドライバーと比べられていて、マクラーレンが2台、フェラーリが2台、メルセデスが2台いる中でマックスをサポートするために調子を上げる必要があると分かっている」

 ペレスは2025年、2026年の契約をレッドブルと結んでいるものの、パフォーマンスに関する条項が記載されているはずだと考えられている。そのためペレスが求められる目標を達成できなかった場合、シートを失う可能性は十分にある。

 

前の記事 角田裕毅、F1イギリスGP予選は“恵みの雨”で躍動もドライのQ2では苦戦「初日で分かっていたこと。状況を好転できず残念」
次の記事 かつてないプレッシャーを感じた予選……それを跳ね除けポール獲得ラッセル「母国で自分の名前が首位でコールされるのは最高だね!」

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本 日本