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ルクレール、追い上げるも7位。レースペース不足認め「これが僕たちにできるベストだった」

F1第2戦サウジアラビアGPを7位で終えたフェラーリのシャルル・ルクレールは、これ以上良い結果は望めなかったと語った。

Charles Leclerc, Ferrari SF-23, Pierre Gasly, Alpine A523

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、12番グリッドからスタートしたF1第2戦サウジアラビアGP決勝を7位で終えたが、これが精一杯の結果だったと話した。

 パワーユニット(PU)エレメントの交換により、フリー走行前から10グリッド降格ペナルティを抱えた状態で今回のサウジアラビアGPに臨んだルクレール。予選を2番手で終え、決勝は12番グリッドから追い上げを目指すことになった。

 ルクレールはソフトタイヤでのスタートでいくつか順位を上げると、13周目にはチームメイトのカルロス・サインツJr.の後ろ6番手までポジションを上げた。

 しかし、ルクレールの追い上げはここまでだった。16周を走ったところでソフトタイヤからハードタイヤに履き替えたが、その直後にランス・ストロール(アストンマーチン)がトラブルによりコースサイドに止まったことでセーフティカーが出動。上位陣がこのタイミングでピットに入り、タイムロスが少ない中でタイヤを交換した。

 予選でのマシントラブルで15番手スタートだったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にこれで前に行かれた形だが、そもそもフェラーリ勢のハードタイヤでのペースは良くなく、フェラーリの2台はレッドブルの2台、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)、メルセデス勢の後塵を拝することになった。

「最初のスティントは良かったし、スタートも良かった」

 そうルクレールはレースを振り返った。

「ハードタイヤ(を履いた第2スティント)では、カルロス(サインツJr.)に近づいてDRSを使えたラップもあったけど、DRSが使えなくなって1秒から1.5秒差になると、その瞬間からあまりにも多くのダウンフォースを失ってしまうんだ」

「そしてそのままレースを終えてしまった。正直なところ、今日のクルマにこれ以上の結果は出せなかった。これが僕たちにできるベストだったんだ」

 タイヤのデグラデーションを弱点としているフェラーリ。路面の攻撃性が低いサウジアラビアGPでの好結果を期待していたが、結果的にはレースペース不足が明白となった形だ。

「これ以上は無理だった。今日はもっと上を狙えるだけのペースがなかったんだ。ここはデグラデーションが少ないから、バーレーンよりこっちの方が良い。だけど全体的なペースが十分じゃないんだ」

 さらにSCが出動した際、ルクレールと担当エンジニアであるシャビエル・マルコス・パドロスの間で、明らかに歯車が噛み合っていないシーンがあった。

 ルクレールはSC走行中にタイヤを交換したルイス・ハミルトン(メルセデス)の前に出るチャンスがあったが、エンジニアからその情報が伝わるのが遅れたのだ。

 ハミルトンはルクレールの目の前でコースに復帰し、リスタート後にサインツJr.を抜いていった。そのペースも踏まえると、仮にルクレールが前に出ていたとしても太刀打ちできなかった可能性はあるが、伝達ミスでそれを試すチャンスを掴めなかったのは問題だろう。

 SC中の出来事について聞かれ、ルクレールはSC走行中のデルタタイムのリミットに達していなかったと示唆。つまり、もう少し速く走ることは可能だったと語った。

「SCは自分ではコントロールできないことだけど、もちろんフラストレーションが溜まる」

「(SCが出動した際)僕たちは誰とも争っていなかったから、少しギャップを作ってタイヤをプッシュしようと思っていたんだ。でもターン1の手前でシャビがハミルトンと戦っていることを教えてくれた。デルタタイムの限界に達するのには遅すぎたんだ」

 レッドブルに逆襲するシーズンにするはずが、大苦戦しているフェラーリ。優勝争いに復帰するためには、レースペースの改善と共に、こうした小さいミスも潰していかなければならない。

 
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