タイヤかすいっぱいでアンダーステアに……ルクレール、楽勝に見えるも「快適な58周だったわけじゃない」
F1オーストラリアGPの決勝を完勝したシャルル・ルクレール(フェラーリ)。しかしSCからのリスタート時にタイヤかすを拾ってしまうなど、完全に楽なレースだったわけではないとルクレールは明かす。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1オーストラリアGPを完勝したが、2回目のセーフティカーランが解除され、再スタートを切る際に、タイヤにタイヤかすを大量に付けてしまったため、酷いアンダーステアに見舞われていたという。
ルクレールはポールポジションからスタートし、終始オーストラリアGPをリード。最終的には2位セルジオ・ペレスに20秒の差をつける、圧倒的な勝利を収めた。
しかしルクレールは、ある危機的状況も経験していたという。それは2回目のセーフティカー走行解除時のことだった。当時のルクレールは、最終コーナーで走行ラインを外して走ったため、タイヤにタイヤかすを多量に付けてしまっていた。この結果アンダーステアに苦しみ、再スタート直後にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の急接近を許してしまったのだ。
当時のことを、ルクレールはこう振り返る。
「最後のコーナーでは、コースの左側を走り、(再スタートに向けて)できる限りの準備をしようとしていた。でも、実際にはたくさんのタイヤかすを付けてしまって、最終コーナーをうまく曲がることができなかった。多くのグリップを失っていたんだ」
ルクレールはそう語る。
「最初のコーナーではマックスと並んでしまった。僕はなんとか先頭のポジションを守り、その後タイヤはそれまでよりも遥かに良くなった。そしてギャップを広げ、少しマージンを取ることができたんだ」
なお今回のフェラーリは、速かったものの激しいポーパシング現象に見舞われていた。その影響はあまり大きくなかったとルクレールは語るも、マシンが上下同することによってターン1のブレーキングで、フェルスタッペンに対してディフェンスするのは難しかったとも付け加えた。
「再スタートの時は、少し注意が必要だった。ターン1の前でそれ(ポーパシング現象)が出ていたからね」
「だから、ターン1で攻めたブレーキをかける自信はなかった。でも、なんとかうまくいったんだ」
「だから、58周を快適に走り切ったわけじゃなかったんだ」
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