2戦連続ポール獲得のルクレール「ポールラップは酷かったけど……決勝は最高の仕事をしたい」
F1第6戦アゼルバイジャンGPの予選でポールポジションを獲得したシャルル・ルクレールは、モナコGPから引き続きパフォーマンスを維持できたことに驚いていると語った。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
F1第6戦アゼルバイジャンGPの予選でポールポジションを獲得したのは、フェラーリのシャルル・ルクレールだった。前戦モナコGPでは決勝レースを走れなかったが、2戦連続のポールポジション獲得となった。
フェラーリ勢はモナコでの好調を引き継ぐように、フリー走行から好調。2台が順調に予選Q3まで駒を進めた。そしてQ3最初のアタックで、ルクレールが暫定トップタイムをマーク。セッション終盤に角田裕毅(アルファタウリ)のクラッシュにより赤旗が掲示されたため、各車2度目のアタックを完了できず、ルクレールがポールポジションとなった。
ポールポジション最有力候補だと目されていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2戦連続で赤旗に阻まれる形となり、ルクレールとルイス・ハミルトン(メルセデス)の後塵を拝す3番手となった。
予選後、ルクレールはポールラップが完璧ではなかったことを認めた上で、フェラーリにとってあまり適していないコースでモナコのパフォーマンスレベルを維持できたことに驚きを表していた。
「かなりひどいラップだったと思う」とルクレールは語った。
「2~3つのコーナーでミスをしてしまった。でも最終セクターでルイスからかなりトウ(スリップストリーム)を得ることができたから、少し助かった」
「でも全体的に見れば、トウがなくてもポールに近いところにはいたと思う。だから今日は良い1日だった。今日のような競争力があるとは思っていなかった。赤旗が出たときもタイムが改善できていたと思う。どちらにせよ満足だ」
2週間前のモナコGPでは、自らのクラッシュにより予選が赤旗終了となり、マシンのダメージが原因で決勝レースを走ることが出来なかった。
今回こそ、ポールポジションからレースに臨むルクレールだが、バクー市街地サーキットはストレートが長く、オーバーテイクがモナコより容易だ。2019年イタリアGP以来の優勝を目指す彼にとって、その難易度はモナコよりかなり高くなるだろう。
ルクレールも、レッドブルとメルセデスの速さを警戒。簡単に優勝できないと覚悟しているという。
「クルマのフィーリングはOKだったけど、メルセデスとレッドブルは、特にレースでは僕たちよりも多くのモノを持っていると思うし、FP2でそれがわかった」
「ここはモナコと違ってオーバーテイクが可能なので非常に難しいけど、可能な限り最高の仕事をしたいと思う」
「できれば1位をキープしたいけど、簡単にはいかないだろう」
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