ルクレール、苦境脱する勝利に歓喜「最後はレースが再開されなくて少し安心した自分もいた」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1イギリスGPで2024年以来となる優勝を飾り、「信じられない気持ちだ」と語った。
フェラーリのシャルル・ルクレールは、波乱に満ちたF1イギリスGPでシーズン初勝利を挙げた。彼は上位陣の中で、ミスを犯さず、技術的なトラブルにも見舞われなかった数少ないドライバーの一人だった。
セーフティカーの後ろでトップでフィニッシュラインを通過した後、ルクレールは喜びを抑えきれず、「信じられない気持ちだ」と語った。
この勝利は、ルクレールにとって単なる1勝以上に大きな意味を持つだろう。彼はここ数戦、マシンのフィーリングに不満を漏らし続けており、チームメイトのルイス・ハミルトンが高いパフォーマンスを発揮していた一方で、期待外れの結果に終わっていたからだ。
「残念ながら、思い描いていたような最後ではなかったかもしれないけど、ここ最近の週末は特に大変で、マシンのフィーリングを取り戻すために多くの努力を重ねてきただけに、今回の勝利は嬉しい」
そうルクレールは語った。
「昨日、スプリントと予選の間にようやく正しい方向性を見つけられたという感覚があった。ただ、それを今日のレースで証明しなければならなかった。そして今日も再び良いフィーリングを得ることができた。本当に幸せだ」
「モナコの後はまったくいい感触がなかった。Q3でクラッシュし、その後の決勝ではトラブルでリタイアを強いられた。バルセロナでは土曜日まではフィーリングが良かったのに、またクラッシュしてしまった。精神的にも本当に厳しかったし、日曜日にはマシンにもトラブルが起きた。オーストリアでもうまくいかなかった」
「でも今回はすべてのピースがようやく噛み合った。この勢いを今後も維持していきたい。そして、ここまで本当にハードワークを続けてくれたチームのみんなに心から感謝したい」
Charles Leclerc, Ferrari, George Russell, Mercedes
写真: Clive Rose / Formula 1 via Getty Images
一方でルクレールは、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリの方が自分より速かったことを認めており、もし彼のマシンにトラブルが発生していなければ、優勝するのは簡単ではなかっただろうと振り返った。
「キミとは接戦になっていただろう。彼が僕に近づいてきた時、とても速かったから、トップを守るのはかなり難しかったと思う」
「その後、彼にトラブルが起きたと聞いて、『これでかなり大きなアドバンテージができたし、このままなら楽になるはずだ』と思った」
「でも、その後セーフティカーが入った。そして、なぜか周回遅れの何台かが僕たちを追い越さなければならなかった。そのせいでセーフティカー中はずっと時速100~120kmほどで走ることになった。タイヤは完全に冷え切ってしまい、リスタートには不安を感じていた」
「もちろん、(セーフティカー先導のままフィニッシュしたのは)サーキットに来てくれたファンにとっては理想的な展開ではなかった。でも正直に言えば、勝利を守るという意味では、レースが再開されなくて少し安心した自分もいた」
「だから本当に最高の気分だ」
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