F1 モナコGP
左フロントタイヤの断末魔の叫びが聞こえる……? コースレイアウト“原点回帰”のF1スペインGPに向けドライバーは不安も
フェラーリのシャルル・ルクレールは、コースレイアウトが変更された今週末のF1スペインGPでは、左フロントタイヤが“悲鳴を上げる”ことになるだろうと考えている。

Adam Cooper
編集: 2023/06/01 12:04
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

今週末に開催されるF1スペインGPに向けては、舞台となるバルセロナ-カタルニア・サーキットのレイアウトが変更もとい原点回帰された。最終コーナー前のシケインがなくなり、高速で駆け抜ける右コーナーが連続するクラシカルなレイアウトとなったが、これに対してドライバーはタイヤへの負荷が高まることを心配している。
今季のF1ではタイヤマネジメントが鍵となっており、いくつかのチームがそれに苦戦する一方で、レッドブルが明確な優位性を示してシーズンを独走している。フェラーリもタイヤに苦しんでいるチームのひとつだが、シャルル・ルクレールは、改修されたトラックで行なわれるスペインGPに向けて次のように語った。
「左フロントタイヤはレース中ずっと悲鳴を上げていると思う」
「これは誰にとっても同じで、左フロントをいかに守るという点でもセットアップは難しくなるだろう」
「バルセロナではこれが重要になるだろうから、新しく持ち込むパーツがタイヤマネジメントにも効くことを期待している」
マクラーレンのランド・ノリスも、新たなレイアウトがドライバーにとってより過酷なものになるだろうと語る。
「首への負担が大きくなるだろうから、全く楽しみではないね」
「最終コーナーは正直トリッキーだ。全開で走れるとは言わないけど、レースを面白くするかもね」
「ここまでも既にタイヤマネジメント競争になっているけど、これまで以上にタイヤマネジメントのレースになるかもしれない」
このように、今回のスペインGPはよりタイヤに厳しいレースになると見込まれているが、チーム側も万全な準備をしている様子。ウイリアムズのパフォーマンス責任者であるデイブ・ロブソンはこう語る。
「タイヤ、特に左フロントタイヤがどう反応するかが非常に興味深い」
「4つの大きな高速右コーナーがある。ダウンフォースレベルやバランスなど、今回のレースで必要なものに関しては、これらのコーナーを基準に決まるだろう」
またアルピーヌのスポーティングディレクターであるアラン・パルメインは、タイヤへの負荷が強いことに関してはあまり問題視していない。
「左フロントには負荷がかかるだろうが、我々は(モナコでの)最も柔らかいタイヤから最も硬いタイヤに移行する」
「他の誰かよりもそれが問題になるとは思っていない。2ストップになるとかそういった可能性はあるが、我々のマシンが特にタイヤに厳しいわけではないから、問題はない」
一方でピレリのF1責任者であるマリオ・イゾラは、シケインから加速するセクションがなくなったことで逆にリヤタイヤへの負荷は軽くなると指摘する。
「左フロントはこれまでよりも少しキツくなるかもしれないが、以前はセクター3がトラクションのストレスが大きかったことを考えると、リヤタイヤはそうでもないだろう」
「横方向(の負荷)が少し大きくなり、トラクションが少し減った。チームとはシミュレーションもしているし、F3とF2でのインシーズンテストもあったので、我々にはアイデアがある」
「今回はC1、C2、C3を持ち込む。昨年は今で言う“C0”を使ったが、硬すぎた。皆C2やC3を履き、3回ストップした」
「新しいC1はC2と近いので、3つのコンパウンドを全て使うような戦略も考えられる。もう少し計算が必要だが、おそらく2ストップレースになるだろう」
関連ニュース:
- F1スペインGP、最終シケインなしで開催へ。ストレートでのオーバーテイク演出を狙う
- 必要とあらばクビ宣告。レッドブルF1重鎮、シート喪失の危機デ・フリーズに「最後通告はしない」後任最有力にローソンと岩佐歩夢
- 新人ピアストリ、雨のモナコGPでF1王者フェルスタッペンから走りを学ぶ「彼がいてくれて助かったよ」
- アドレナリンドバドバ、“ひりつく予選アタック”がモナコGPの存在意義? アロンソ&フェルスタッペンが他とは違うと力説
- デ・フリーズ、モナコGPのパフォーマンスは及第点? レッドブルは「以前よりもずっとユウキに近づいた」と評価
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 F1分析|抜けないモナコに見るレースペースの差……このままでは今季のフェラーリは未勝利かも
次の記事 F1を分かりやすく! ハンガリーGPで子ども向けの専用放送を展開。まずはドイツとイギリスで放送

More from
Adam Cooper

アストンマーティン、今季もトップグループに復帰できたとチーム代表自信「メルセデスより前にいられたのは励みになる」
F1
F1
日本GP
2024/04/15
アストンマーティン、今季もトップグループに復帰できたとチーム代表自信「メルセデスより前にいられたのは励みになる」

鈴鹿で良いとこなしのアルピーヌ、その一因は“同士討ち”。ガスリーはアップデートには手応えも「できるだけ早く次のモノを投入しないと」
F1
F1
日本GP
2024/04/12
鈴鹿で良いとこなしのアルピーヌ、その一因は“同士討ち”。ガスリーはアップデートには手応えも「できるだけ早く次のモノを投入しないと」

F1参戦承認はまだだけど……アンドレッティ、イギリス・シルバーストンに新ファクトリーを正式オープン
F1
F1
2024/04/11
F1参戦承認はまだだけど……アンドレッティ、イギリス・シルバーストンに新ファクトリーを正式オープン
最新ニュース

メルセデス、もうフェルスタッペンに興味ない? 新星アントネッリ出現で必要性減少と元F1チーム代表指摘
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 1 時間前
オランダGP
メルセデス、もうフェルスタッペンに興味ない? 新星アントネッリ出現で必要性減少と元F1チーム代表指摘

圧勝ウェーレイン、懸念していた”チームプレイ”の恩恵を享受し「僕が決めることではない」
機能
フォーミュラE
ライブテキスト
評価
機能
フォーミュラE 1 時間前
ロンドンE-Prix レース1
圧勝ウェーレイン、懸念していた”チームプレイ”の恩恵を享受し「僕が決めることではない」

ここで乗らなきゃいつ乗るんだ! ラッセル、2020年メルセデス代役で文字通り無理を通した過去明かす
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 2 時間前
オランダGP
ここで乗らなきゃいつ乗るんだ! ラッセル、2020年メルセデス代役で文字通り無理を通した過去明かす

「我々は二輪版のF1ではない!」リバティ傘下になったMotoGP、しかしF1とは違う独自路線を目指すと主張
機能
MotoGP
ライブテキスト
評価
機能
MotoGP 3 時間前
イギリスGP
「我々は二輪版のF1ではない!」リバティ傘下になったMotoGP、しかしF1とは違う独自路線を目指すと主張
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録