ルクレール、ランキング2位には「あまり満足感はない……」シーズンを振り返って”複雑な気持ち”
フェラーリのシャルル・ルクレールは、”複雑な気持ち”でシーズンを終え、最終的なランキングでレッドブル勢に割って入ったことにあまり満足感はないと語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
フェラーリのシャルル・ルクレールは、12月9日にボローニャで行なわれたFIA年間表彰式に出席し、年間ランキング2位のトロフィーを受け取ったが、複雑な気持ちだとその心中を語った。
ルクレールは2022年シーズンの開幕3戦で2勝をマークしたルクレール。F1キャリアで初めて、タイトルを争う態勢を整えたかに見えた。
しかしシーズン中盤以降、レッドブルとマックス・フェルスタッペンが復活。ルクレールは結局、3勝でシーズンを終えた。
ルクレールは最終的に、3ポイント差でなんとかセルジオ・ペレス(レッドブル)を抑えてランキング2位を獲得したものの、レッドブルのドライバーの間に割って入ったことに満足しているかと尋ねられると、「正直なところ、あまり満足はしていない」と答えた。
「今シーズンを振り返ってみると、良いシーズンだったと思う。特に2020年と2021年という、チームにとって非常に難しい2年間を考えるとね」
「これだけステップアップして、ドライバーズ選手権で2位、コンストラクターズ選手権でも2位を獲得するというのは、当たり前のことではなかったんだ。だから、その点では満足している」
「でも、シーズンをもう少し詳しく見てみると、シーズン中盤はとてもフラストレーションが溜まる時期だった。日曜日になってもすべてがうまくまとまらなかった。それが悔やまれる」
「今シーズンは、複雑な心境だ。でも、2位というのはとてもいいことだ。これが一歩前進であり、来年はさらに一歩前進できることを願うばかりだ」
ルクレールは、トップ走行中にリタイアしたケースが2022年だけで3回ある。スペインとアゼルバイジャンではエンジントラブルに見舞われ、フランスではスピンを喫しクラッシュしている。
Charles Leclerc, Ferrari F1-75, Max Verstappen, Red Bull Racing RB18, Sergio Perez, Red Bull Racing RB18
Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images
フランスGPでのルクレールのミスは、自分のミスに対する苛立ちから無線に向かって叫んだ、ルクレールにとって今季最も感情的な瞬間のひとつとなった。
ルクレールは、フラストレーションをコントロールすることの難しさについて、「レースやシーズンの”熱”がある中で、レースはすぐにやってきてしまう」と語った。
「だから問題はないと思う。シーズン終盤になって振り返ると、少し実感が湧いてくるんだ。でもシーズン中はそんなに難しいことではなかった」
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