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ルクレール、苦難の1年を乗り越え前向き「自分のパフォーマンスはF1キャリアベストだった」

フェラーリのシャルル・ルクレールは、クルマのパフォーマンス不足に苦しみランキング8位で終えたものの、自分のパフォーマンスという点では2020年シーズンがF1でのベストだったと考えている。

Charles Leclerc, Ferrari SF1000

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 フェラーリにとって、2020年シーズンは近現代のF1で最も不振のシーズンとなった。最終的にコンストラクターズランキングは6位に低迷。これは1980年にランキング10位となって以来、最悪の成績だったのだ。

 そんな中でも、シャルル・ルクレールは粘り強くレースを戦い、2度の表彰台を獲得。98ポイントを稼いだ彼は、チームメイトで4度のF1王者であるセバスチャン・ベッテルに65ポイント差をつけ、ドライバーズランキング8位となっている。

 ただ2勝を記録し、264ポイントを獲得してランキング4位となった2019年と比べると、かなり寂しい結果なのは間違いない。ルクレールも2020年はフェラーリにとって難しいシーズンだったことを認めつつも、自身のパフォーマンスという点ではF1キャリア最高のシーズンだったと振り返った。

「僕は個人的に、F1でのベストシーズンだったと思う。コース上で見せられたモノにはとても満足している」

「リスクを冒したけど、ほとんどの場合はポジティブな結果になり、多くのポイントを獲得することができた。思うようにいかなくて、ポイントを失ったこともあったけどね」

「自分自身のパフォーマンスに関しては、とてもポジティブだったと思う。それに満足しているし、2021年はどれだけのゲインがあるか今から楽しみにしている」

 ルクレールは、フェラーリの逆境への対処法を誇りに思っていると述べ、マシンに競争力がないことが分かったバルセロナでのテスト以降、チームは多くの教訓を学んだと主張した。

「バルセロナでのテストの後、何かが完全に正しくないということは誰もが知っていたと思う」

「開幕戦が終わった後やシーズン中は、状況を受け入れるのが非常に難しかったけど、現実は明らかだった。だから僕たちは懸命に働き、建設的な方法で仕事をしていたと思う」

「そしてその瞬間から改善をしていったんだ。小さな一歩だったけど、正しい方向に向かっていった。F1では、それは簡単なことじゃないんだ」

「今後に向けて、僕たちは今シーズンからたくさんのことを学んだと思う。そして、より強くなってカムバックするんだ。2021年はそれをコース上で示すことができればと思っている」

「どの程度大きなステップが踏めるか分からないけど、それが正しい方向への前進であることは間違いないだろう」

 

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