F1 モナコGP

悲願の母国優勝で涙止まらず。ルクレール「ビアンキや父のことが頭をよぎって集中するのに苦労した」

F1モナコGPで悲願の母国優勝を達成したフェラーリのシャルル・ルクレールは、レース終盤は涙が止まらず前を見るのに苦労したと話した。

Charles Leclerc, Scuderia Ferrari, 1st position, celebrates on the podium

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1モナコGPを全周リードして優勝。待望の母国での初表彰台を、完璧な勝利で飾った。

 オープニングラップに発生した多重クラッシュにより赤旗中にタイヤ交換義務を消化することができたため、特に上位陣はハードタイヤ1セットで77周を走り切る戦いとなった今回のレース。ルクレールは2位のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)からのプレッシャーに耐え、最後は逆に7秒のギャップを築いてトップチェッカーを受けた。

 ルクレールは『Sky Sports』のインタビューに応え、最後の”2周か3周”に自分自身を奮い立たせ、マシンをフィニッシュへと導いたと説明した。

「素晴らしい気分だよ。これまでも、(モナコでの勝利は)他とは同じような1勝になるとは思っていなかったし、感情的にはこみ上げてくるものがあるだろうと言ってきた。でもこれほどとは思っていなかったよ」

「フィニッシュまで2、3周のところでトンネルから出た時、目に涙が溜まっていて前が見づらくなっていることに気づいたんだ。『シャルル、今そんなことをする余裕はない。優勝するにはまだ2、3周しなくちゃいけないんだ』と思っていた」

「でもそれからフィニッシュラインを越えた時は、本当に嬉しかった。信じられないくらいハッピーだよ」

「僕にとって大きな意味があるんだ。子どもの頃から勝つことを夢見ていたレースだからね。僕はレースへの情熱をこのレースからもらったんだ。僕のためにすべてを尽くしてくれた父とともにね」

「もちろん、表彰台の下には僕の母親、兄弟、ガールフレンド、友人たちがいて……みんながここにいて、それが勝利を特別なものにしているんだ」

Charles Leclerc, Ferrari SF-24

Charles Leclerc, Ferrari SF-24

Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images

 ルクレールはレース中、F2に参戦していた2017年に他界した父エルヴェと、2014年日本GPでのクラッシュの影響で悲劇的な最後を遂げた親友ジュール・ビアンキのことが頭をよぎったという。

 ルクレールはこれについてめったにないことであり、レース終盤は自分のドライビングに集中するのが難しかったと振り返った。

「今日はコース上で色んなことが頭をよぎったし、たくさんの人のことを考えた。ジュールや僕の父のことが浮かんできたんだ。これは他のレースでは普通起きないことなんだ」

「他のレースでは、精神的にはドライビングに全集中するんだけど、今日はその集中力を引き出すのに本当に苦労した。最後の15周は、頭の中が色んなことでいっぱいだった。フィニッシュラインを越えた時、そのせいで色んな感情が溢れたよ」

「ポールポジションからスタートして、優勝できなかったことが2回あった。それから個人的に色んなことが起こった。信じられないくらいハッピーだよ」

「今夜は動物みたいにパーティーするつもりだ。だから今夜のお会計には割引が必要なんだ!」

 

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