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コース上に捨てるのはやめよう……ルクレール、捨てバイザーに関するルールの変更求める「何か解決策があるはず」

フェラーリのシャルル・ルクレールは、ベルギーGPで自身のブレーキダクトに捨てバイザーが詰まってしまったことを受け、こういった事態に対するより良い解決策を見つける必要があると語った。

Charles Leclerc, Ferrari

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 F1ベルギーGPの決勝レース序盤、フェラーリのシャルル・ルクレールは、他のドライバーが捨てた”捨てバイザー”をブレーキダクトに詰まらせてしまったことで、予定外のピットストップを強いられることになった。この件を受けてルクレールは、捨てバイザーに関してルールを変更するよう求めた。

 パワーユニット交換のペナルティを受け、15番グリッドからレースをスタートしたルクレール。しかし、順位を上げていく中で他者が捨てた捨てバイザーが右フロントのブレーキダクトに詰まってしまい、ブレーキの温度が上昇。ルクレールは詰まった捨てバイザーを取り除くため、ピットでの作業を余儀なくされたのだ。

 これによりルクレールが立てていた戦略が崩れ、思うようにポジションを上げることができなくなってしまった。

 このレースでは、スタート直後のレ・コンブで、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)の接触が起きた。この際、ハミルトンのマシンは跳ね上げられるような格好となり、その後路面に激しく打ち付けられた。ハミルトンは走り続けることができたが、着地した時の衝撃でマシンには大きなダメージが及んでおり、リヤからオイルもしくは冷却水と見られる液体を噴き上げた。ハミルトンは、チームの指示によりマシンを停め、リタイアすることになった。

 ハミルトンの後続のマシンは、この液体の直撃を受けており、視界を確保するために捨てバイザーを剥がし、コース上に捨てた。このうちのひとつが、ルクレールのマシンのブレーキダクトに詰まってしまったものとみられる。

 ルクレールは捨てバイザーがマシンに引っかかってしまう問題を根絶するため、数年前に要求されたように、各ドライバーは剥がした捨てバイザーをコースに捨てるのではなく、コクピット内に保持することを徹底すべきだと語る。

「おそらく、前に進むことができていると思う。捨てバイザーを車内に保持しておくために、解決策を見つけられるといいね」

 ルクレールはmotorsport.comの取材にそう答えた。

「今回の状況では、誰かがオイルか何かを吹いていたんだと思う。僕のバイザーは汚れて、何も見えなかった。僕の前にいる全てのドライバーも、何も見えなかったと思う」

「だから捨てバイザーを剥がすことができる最初のタイミングで、僕らは一斉に捨てバイザーを剥がした。それがあのストレートだったんだ」

「捨てバイザーが至る所に飛んでいるのに気付いたよ。ああいう状況では、ドライバーとしてできることはあまりない」

「だからマックス(フェルスタッペン/レッドブル)には全然怒っていないし、明らかにドライバーのせいじゃない。しかし捨てバイザーをマシンのどこかに収納する方法を見つけるために、何らかのことを検討する必要があるかもしれない」

 フェラーリはレース後、オンボードカメラの映像を検証し、詰まった捨てバイザーがフェルスタッペンのモノだったと断定した。しかし、フェルスタッペンの捨てバイザーは上空に高く舞い上がり、ルクレールのマシンには当たっていないことも示す映像証拠もある。

 ただFIAの国際競技規則には、捨てバイザーをコース上に捨てることを禁止する条文が確かに存在する。この国際競技規則の附則L、第3章の1.3条には、次のように記されている。

「いかなるtear-offsバイザー(捨てバイザー)もトラック上やピットレーン上に不必要に投げ捨ててはならない」

 2016年、FIAはF1でもこの規則を厳格に施行することを推進し、剥がした捨てバイザーはコクピット内に保管するよう、ドライバーに要求することを計画した。しかしこれは反発を受け、最終的には当時F1のレースディレクターを務めていたチャーリー・ホワイティングが、捨てバイザーを車外に捨てるよりも車内に保管しようとする方がリスクが高いと判断し、この計画は中止されることになった。

 これについてルクレールは、次のように語っている。

「このルールが廃止されたのには、何か理由があったんだと思う。でも、その理由を僕は理解していない。でも、何らかの解決策があるかもしれない」

 
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