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フェラーリ、ルクレールのマシンを襲ったトラブル原因は、ターボとMGU-Hにあったと結論「修理できない状態」

フェラーリは、シャルル・ルクレールがF1スペインGPでリタイアしたのは、ターボとMGU-Hの故障が原因だったと結論付けた。

The retired car of Charles Leclerc, Ferrari F1-75, in the garage

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 F1スペインGPの決勝27周目、レースを快調にリードしていたシャルル・ルクレール(フェラーリ)が突如パワーを失い、リタイアすることになった。これについてフェラーリは、ターボとMGU-Hのトラブルが原因だったと結論付けた。

 フェラーリは日曜日の夜、問題が起きたパワーユニットをマラネロのファクトリーに搬送。サーキットではトラブルの原因について明言することはなく、ファクトリーでの適切な分析を優先させた。

 ファクトリーでは月曜日にコンポーネントを分解。分析作業が行なわれた。するとターボとMGU-Hが、修理不可能なほど損傷しているのが確認された。

 フェラーリは声明で、次のように発表している。

「ルクレールのマシンのPUを調査したところ、ターボとMGU-Hが損傷していて、修理できないことが分かった」

「しかしその問題と原因を完全に分析した結果、これらふたつのコンポーネント、またはPUの他のエレメントの設計上の欠陥や信頼性の問題が原因で発生したものではないと納得している」

 このフェラーリの声明を咀嚼すると、今回のトラブルは外的要因または使用方法によって引き起こされた問題だったということだろう。

 ルクレールがスペインで使っていたPUは、シーズン2基目。つまりモナコでは、シーズン開幕時に使用したPUに戻すか、新しいコンポーネントを投入するか、決断を迫られることになる。

 修理不可能と診断されたMGU-Hとターボは、シーズン中に3基までしか使えないことになっている。4基目を使うこととなれば、グリッド降格のペナルティを受けることになる。

 
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