F1 モナコGP
偉大な男が蘇った! ハミルトン、さらなる前進に意気揚々「勝利にこれ以上ないほど近づいているよ!」
フェラーリのルイス・ハミルトンは、跳ね馬加入後初優勝が近づいていると考えている。状況を好転させたのは、フレデリック・バスール代表の尽力によるところが大きいという。

Ed Hardy
公開日時: 2026/06/10 22:15
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フェラーリのルイス・ハミルトンは、このチームに加入して初めての勝利が「これ以上ないほど近づいている」と語る。ここまでの活躍により、彼にとって今季は復活のシーズンとなっている。
ハミルトンは2025年にフェラーリに加入。しかしその1年は苦戦を強いられ、F1のキャリアで初めて表彰台を逃した。最終的にはチームメイトのシャルル・ルクレールに86ポイントもの大差をつけられた。
ハミルトンはその状況に落ち込み、一時はフェラーリに対して、自分を更迭した方がいいと語るほどであった。しかしレギュレーションが一新された2026年は、彼にとっては調子を取り戻す絶好の機会になった。
2025年のフェラーリの開発に、ハミルトンは一切関わっていなかった。そのため、自身の好みには全く合っていなかったのだ。しかし2026年のマシン開発には積極的に関わり、自分の好みに合わせることに成功。レースエンジニアなど、自身の身の回りの体制も変更された。
これらの結果、モナコGPを終えた段階でハミルトンはランキング2番手につけている。しかも、カナダ、モナコの直近2戦はいずれも勝ったアンドレア・キミ・アントネッリに次ぐ2位であった。優勝まではあとひと息といったところだ。
「これ以上ないほど近づいているね」
モナコGPの決勝レース後、ハミルトンは優勝までの”距離”についてそう語った。アントネッリとのポイント差は大きく、チャンピオンを狙うのは難しい状況。しかしハミルトンは苛立ちを感じていないようだ。
ハミルトンは今、改善することに注力しており、その成果が出始めている。現時点でハミルトンはルクレールよりも15ポイント多く獲得。予選(スプリント予選含む)では5勝4敗と勝ち越している。ちなみに2025年は30回中7回しか、ルクレールに勝つことができなかった。
「チャンピオンシップで2番手につけているなんて、信じられない。本当に嬉しく、感謝している」
ハミルトンはそう語り、バスール代表を称えた。ハミルトンとバスール代表の関係は実は長く、ハミルトンがF1デビュー前の2006年にGP2(現在のFIA F2にあたるシリーズ)に参戦していた時の所属チームであるARTグランプリの創設者がバスールなのである。
「このチーム、今手にしている信頼性、そしてフレッド(バスール代表)がいなければ、こんなことにはならなかっただろう。フレッドは本当に素晴らしいサポートをしてくれた。昨年は僕らふたりにとっては本当に厳しい年で、彼にはチームとマシンの変更を何度もお願いした。そして彼はそれを実現してくれたんだ」
「彼はその変更を実行してくれた。そして今、その成果を実感し、ようやく彼らの期待に応えることができている。シーズンはまだ始まったばかりだから、とにかく追い続けるしかない。実際、守るよりも追いかける方がずっと楽だと思う」
「彼ら(メルセデス)は非常に速く、素晴らしいチームだ。でも僕らは努力を続け、追いかけ続ける。いつか必ず追いつける……そう確信しているよ」
ハミルトンは2024年のベルギーGP以来、勝利から遠ざかっている。当時ハミルトンが所属していたのはメルセデス。次の勝利を勝ち獲るためには、そのメルセデスを打ち負かさねばならない。しかもアンドレア・キミ・アントネッリが絶好調でここまで5連勝。ランキング首位を独走している。
「メルセデスは、明らかに他チームを圧倒している。我々は彼らに追い付くことができていない」
ハミルトンはスカイスポーツにそう語った。
「残念ながら、彼(アントネッリ)は素晴らしい仕事をした。彼の晴れ舞台に立ち会えたことは、とても喜ばしいことだ。その瞬間を共にし、見守ることができたのは、本当にありがたいことだ」
「僕のチームには本当に感謝している。昨年は本当に酷い1年だったけど、今年はようやく、僕がチームに加入した当初、彼らが僕に抱いてくれた情熱と信頼を再び燃え上がらせられる立場に立つことができた」
「昨年の大スランプから立ち直り、チームの闘志を目にするのは素晴らしい。本当に素晴らしい仕事をしてくれている。でも、差を縮めるためにすべきことは、まだまだたくさんあるよ」
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