レッドブル勢へ反撃の糸口探すハミルトン「倒すのは間違いなく難しい」
ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、F1第8戦シュタイアーマルクGP初日の2回のフリー走行でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の後塵を拝し、タイトル争いを繰り広げているライバルを「倒すのは本当に難しい」と考えている。
Lewis Hamilton, Mercedes W12, Sergio Perez, Red Bull Racing RB16B
Mark Sutton / Motorsport Images
ルイス・ハミルトン(メルセデス)はF1第8戦シュタイアーマルクGPの初日を終え、今回のグランプリでライバルのレッドブル勢を「倒すことは本当に厳しい」と考えている。
F1の2021年シーズンの大きな目玉のひとつと言っても過言ではないのは、王者ルイス・ハミルトン(メルセデス)と新進気鋭のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)による今季のタイトル争いだろう。
両者はコース上で熾烈なバトルを展開し、これまで7戦を終え、それぞれ3勝ずつを上げている。現段階のドライバーズランキングでは、チームによる頭脳戦の様相を呈した前戦フランスGPを制したフェルスタッペンが、2番手のハミルトンに対し12点のリードを築いている。
タイトル争い“ラウンド8“の舞台は、レッドブルのお膝元レッドブルリンクで開催されるシュタイアーマルクGPだ。グランプリ初日のフリー走行では、1回目・2回目共にフェルスタッペンがトップタイムをマークした一方、ハミルトンはフリー走行2回目でフェルスタッペンを上回るタイムを計測したものの、トラックリミット違反でタイムが抹消されるなど、順調とは言えない滑り出しだった。
ハミルトンは金曜日の走行を「取り組み中」と表現し、マシンに対し比較的満足しているものの、純粋なペースではレッドブル・ホンダに劣っていると考えている。
「(レッドブル・ホンダに対し)特に1周のタイムでは、僕らは少しばかり劣っている」とハミルトンは言う。
「でも全体的に言って、今日はマシンが比較的しっかりしていると感じた。改善点もいくつかあった。レースウィークに際して、僕が言っていた通り、ストレート区間ではかなり負けている。その点を改善するために、我々は努力を続けなければならない」
「(グリッド)全体が非常に接近している。間違いなく、レッドブルを倒すことはとても難しいと思う。彼らの方が優位に立っていると思う。エンジンをかけた時に、彼らが何をするかは分からない」
「でもまあ、僕が今日たくさん問題を抱えていたわけではないから、何と言えばいいか本当に分からない。マシンの状態には満足しているんだ」
「マシンのセットアップを理解するために、僕は毎週末全力で取り組んでいる。この努力が早く実を結ぶことを願っている」
フリー走行2回目での予選想定ラップで計測したタイムがトラックリミット違反として抹消され、ハミルトンはそのセッションで全体4番手。最終的なタイムでは、トップのフェルスタッペンから0.4秒落ちという結果に終わった。
ハミルトンは「(金曜日の)夜の間にできる限りのことをして、正しい方向に向かって進んでいきたい」と語った。彼はレッドブル・ホンダとの差を縮めようとしているものの、既に「マシンからは、ほとんどを引き出すことができている」と感じているという。
「(フェルスタッペンと)本当に0.4秒も差があるかは分からないから、明日どうなるか見てみるつもりだ」とハミルトンは語る。
「僕のアタックラップは1周抹消されていて、(差は)もっと近かった。そう、接近しているんだ。でも僕が言った通り、特にレースペースでは、彼らはとても、とても強い」
「彼らは今、良いパンチを繰り出している。僕らはガードを固めて、カウンターを出す準備をするしかないんだ」
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