ルイス・ハミルトン、ついにフェラーリでF1を制す。大きな1勝に感謝の言葉止まらず「みんなのおかげで夢を叶えることができた」
フェラーリ移籍後初の勝利を手にしたルイス・ハミルトンは、チームが「夢を実現させてくれた」と感謝を述べた。
F1バルセロナ・カタルニアGPで優勝したのは、フェラーリのルイス・ハミルトン。チームにとって2年ぶりの勝利、そしてハミルトン自身にとっても2年ぶりかつフェラーリ移籍後初の勝利であった。
灼熱のバルセロナで開催された今回のレースは、タイヤにも厳しい1戦に。そこでフェラーリは攻めの戦略に出た。ポールシッターのジョージ・ラッセル(メルセデス)を含む多くの上位勢がミディアムタイヤを選択する中、2番グリッドのハミルトンはソフトを選択。タイヤのデグラデーション(性能劣化)が大きい中で実質的な3ストップ作戦に出ることになった。
しかしこのアグレッシブな戦略により、ハミルトンはアップグレードされたSF-26の性能をフルに発揮することが可能となり、ラッセルやアンドレア・キミ・アントネッリといったメルセデス勢に常にプレッシャーをかけ続けることができた。特にラッセルはフロントの荷重(ダウンフォース)が足りておらず、ペースを上げられていなかった。
そして40周目にフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がストップしてバーチャルセーフティカーが出た際、ハミルトンは3度目のピットストップを行ない、大きなロスなくタイヤを交換することに成功。これでハミルトンはトップでコースに復帰することができ、以降は完全な独走態勢に入った。
フェラーリ加入後31レース目にして、ついに勝利をもぎ取ったハミルトン。クールダウンラップでは感極まったハミルトンが、「夢を叶えさせてくれた」チームに感謝の意を示した。
「マラネロのみんな、グラッツェ(ありがとう)。本当にありがとう。みんなのおかげでこの夢を叶えることができて、感謝してもしきれない。懸命に働いてくれているみんなにもありがとう。誇りに思うよ」
「家族にも感謝しているし、ファンのみんなにもありがとうを言いたい。自分が何者かを思い出させ続けてくれた。みんながいなければ成し遂げられなかった」
7度のF1ワールドチャンピオンであるハミルトンも、ここ数年はなかなか勝てないシーズンが続いた。特にフェラーリ移籍初年度となった昨年はキャリアで初めて表彰台ゼロのシーズンに終わった。そんな中で今季は見事復活を果たし、41歳にしてF1通算106勝目を記録した。
パルクフェルメのインタビュアーであり、かつてはメルセデスで共にタイトルをかけて争ったニコ・ロズベルグから、今回の勝利は全106回の優勝の中でどのくらいの位置づけられるものかと尋ねられると、ハミルトンはこう語った。
「どの勝利もそれぞれ特別だけど、これは別格だ」
「子供の頃、テレビでフェラーリの成功を見ていて、このマシンで勝つのはどんな気分なんだろうって思っていたんだ。本当に感謝しているし、これが多くの勝利の始まりになることを願っている」
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