ルクレール、今季でフェラーリ離脱のサインツJr.に「人間としての彼を恋しく思うだろう」
シャルル・ルクレールは、2024年限りでフェラーリを離れるカルロス・サインツJr.について、人間としての彼を恋しく思うだろうと語った。
フェラーリのシャルル・ルクレールは、今季限りでチームを離れるチームメイトのカルロス・サインツJr.について、人間としてのカルロスを恋しく思うだろうと語った。
サインツJr.は2020年限りでマクラーレンを離れ、翌2021年からフェラーリに移籍してきた。それ以降、ルクレールは彼とサーキットの内外で素晴らしい関係を築いてきた。しかし今季開幕を前に、2025年からルイス・ハミルトンがフェラーリに加わることが発表された。ルクレールはすでにチームと契約を延長していたため、サインツJr.がシートを失うことが決まった。
ハミルトンの加入によって、現在フェラーリのふたりが作り出している良好な雰囲気はもはや望めないだろうと考える人も多い。
ルクレールはF1のポッドキャスト『Beyond The Grid』でカルロス・サインツJr.の何を恋しく思うか聞かれ、次のように答えた。
「人としてのカルロスだろうね。僕たちはとてもうまくやっていると思う」
「残念ながら、今の世の中はすべてが過剰に分析され、過剰に批判されている。でも僕たちがいつもとても良い関係を築いてきたのは事実だ」
Charles Leclerc, Ferrari, 2nd position, Carlos Sainz, Ferrari, 3rd position, on the podium
写真: Carl Bingham / Motorsport Images
ルクレールとサインツJr.に関係悪化の危機がなかったわけではない。コース上で交錯するなど、緊迫した瞬間は何度かあったものの、そのすべてをすぐに解決してきたとルクレールは語った。また、ふたりが同世代(サインツJr.は29歳、ルクレールは26歳)であることも、その良好な関係に影響している。
「ヘルメットの中で、僕が彼を憎み、彼が僕を憎んだ瞬間は何度もあった。それは僕たちが状況を同じように見ていなかったからであって、すべては話し合うことで解決した」
「僕たちは多くの興味を共有し、そして……僕が常に覚えているような思い出深い瞬間が多くあったんだ」
少し前までは、レース後にチームメイト同士がインシデントについて話し合い、コース上で緊迫した瞬間を迎えた後も良好な関係を維持するのは、非常に稀なケースだったと言えるだろう。しかしルクレールは、F1でのキャリアを通じて自分は非常にチームメイトに恵まれていたと考えている。
「自分のキャリアについて考えた時、少なくともF1においてはラッキーだったと思う」
「なぜなら、僕はいつも話し合いにとてもオープンなドライバーたちと一緒にいたし、僕はサーキットで起きたことをサーキット外の関係と切り離す方法を知っているんだ。それはとても大切なんだ」
「チームメイトとはいつもそうしていたよ。そういう面ではマーカス(エリクソン/2018年)ともセバスチャン(ベッテル/2019・20年)とも、今のカルロスともそうだ。とてもハッピーだよ」
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