F2参戦中のサージェント、母国アメリカGPでウイリアムズからFP1デビュー決定
FIA F2参戦中のローガン・サージェントは、10月に行なわれるF1アメリカGPでウイリアムズからFP1デビューを果たす。
写真:: FIA Formula 2
現在FIA F2でドライバーズランキング3番手に付けているウイリアムズ育成ドライバーのローガン・サージェントが、10月にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行なわれるF1アメリカGPからフリー走行1回目に出走することとなった。
60分間のセッションで、サージェントはニコラス・ラティフィのマシンを走らせることになる。アメリカ人としては、2015年のアレクサンダー・ロッシ以来のF1公式セッション出場となる。
今季からF1では各チームがシーズン中にそれぞれ2度、ルーキードライバーを走らせることが義務付けられている。ウイリアムズはスペインGPのFP1でニック・デ・フリーズを走らせており、サージェントがアメリカGPのFP1を走れば、義務を完了することになる。
サージェントは昨年のアメリカGPの際にウイリアムズ育成入りを果たすと、最終戦アブダビGP終了後に行なわれたポストシーズンテストにも参加。2021年のマシンをドライブしている。
今季サージェントはFIA F3からF2へステップアップし、ウイリアムズカラーのカーリンを走らせている。ハンガリー戦を終えた時点で、ルーキーながらも2勝をマーク。いずれもピットストップ義務があるフィーチャーレースで挙げている。
サージェントは、ウイリアムズからアメリカGPのFP1を走ることについて、次のように語った。
「オースティンで初めてフリー走行に参加する機会を与えてもらったことに、僕はとてもワクワクしている」
「アメリカGPでチャンスを与えられるということは、僕にとってはとても特別なことだ」
「良い仕事をすると僕を信頼し、信じてくれたウイリアムズに心から感謝する。僕の目標は、新世代のマシンからできるだけ多くを学ぶことになるだろう」
「この機会を最大限に活かし、心から楽しみたい」
Logan Sargeant, Carlin
Photo by: FIA Formula 2
ウイリアムズのスポーティング・ディレクターのスヴェン・スミーツは、こう語っている。
「ローガンは今シーズンこれまで、コース上とコース外の両方での成果を通じて、その素晴らしいレベルの能力と成熟度を証明してきた」
「彼はF2でレースに勝てるだけのパフォーマンスを見せ、シミュレータ・セッションでの献身とも比例している」
「この功績に応えるため、オースティンのフリー走行参加の機会を与えるのは正しいことだと思う」
「彼がFW44のステアリングを握り、そのパフォーマンスとフィードバックがオースティンでのレースに向けてチームの準備にどう役立つのかを見るのが楽しみだ」
F2からは、サージェントのチームメイトでレッドブル育成のリアム・ローソンがベルギーGPのFP1デビューを果たすこととなっている。不祥事により育成から外されることが発表されたものの、ユーリ・ヴィップスはスペインGPでFP1を走った。
アルファロメオは、育成ドライバーでランキング2番手のテオ・プルシェールを走らせる枠を探している最中だが、チーム代表のフレデリック・バスールは、同じ週末にF2とF1の両方に乗るのではなく、どちらかに集中させたいと話していた。
となると、プルシェールがアルファロメオからFP1出走を果たすのは、フライアウェイ戦のシンガポールGP、日本GP、アメリカGP、メキシコGP、ブラジルGPのいずれかということになる。
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