F1 McLaren launch

節目の年を飾れるか? マクラーレン、2023年の新車『MCL60』を発表。空力デザインは先代型から”正常進化”

日本時間2月14日(火)早朝、マクラーレン・レーシングは2023年シーズンのF1へ挑むニューマシン『MCL60』を発表した。

Alex Kalinauckas Jonathan Noble

編集: 2023/02/13 17:22

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

McLaren MCL60

 新テクニカルレギュレーション導入2年目を迎えるF1 2023年シーズンに向けて、マクラーレン・レーシングはチームの本拠地であるイギリス・ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)にて、ニューマシン『MCL60』を発表した。

関連ニュース:

 ランド・ノリスとダニエル・リカルドのふたりを起用して臨んだ現行レギュレーション1年目となる2022年シーズン、マクラーレンはプレシーズンテストから苦戦。ノリスがレッドブル、フェラーリ、マクラーレンのトップ3チーム以外では唯一の表彰台を獲得するなど、徐々に復調したものの、序盤の出遅れが響き、コンストラクターズランキングでは最終的にアルピーヌの後塵を拝する5位となった。

 低迷期を経て2019年シーズン以降は常に中団グループの上位につけてきたマクラーレン。2023年はリカルドに代わり、2021年FIA F2王者のオスカー・ピアストリを迎え入れ、ノリスと共にもうひとつ上のステージへ上がることを目指す。

 チーム体制の変更という点では、チーム再建の立役者であるアンドレアス・ザイドルがマクラーレンを離脱。アルファロメオF1チームの母体であるザウバーのCEOに就任したザイドルの後任には、これまでチームでレーシング・エグゼクティブエンジニアを務めてきたアンドレア・ステラが指名されている。

 新ドライバー、新代表を迎えて臨む2023年シーズンでカギを握るニューマシンは『MCL60』と名付けられた。

 これまでマクラーレンは送り出すF1マシンに対して、1981年以降は「MP4/〇〇」、1997年以降は「MP4-〇〇」、2017年以降は「MCL○○」といったように、〇〇の部分に通し番号を振ってきたが、2023年はブルース・マクラーレンがマクラーレンを創業してからちょうど60年の節目を迎える年。そこでチームは2023年マシンに、これまでの通し番号ではなく創立60周年にちなみMCL60と名付けた。

 発表会で公開されたMCL60は、先代『MCL36』の空力コンセプトをさらに進化させたモノであるように見える。ただ、2022年からマクラーレンが採用していたダウンウォッシュ型のサイドポンツーンには、チャンピオンマシンであるレッドブル『RB18』と同様の空力デザインが加えられた。

 MCL36と比較してMCL60のサイドポンツーンは引き締まっており、アンダーカットが大きくなっている。ここからはレギュレーション導入2年目のマシンで、冷却についてより攻めた姿勢であることが伺える。

 興味深いことに、マクラーレンが公開したMCL60の画像にはMTCで披露されたマシンのサイドポンツーンに見られたRB18のような窪みはなく、チームはオフシーズン中の短い期間にこのエリアでの開発をさらに進めていることが分かる。

 マクラーレンは2023年シーズンの第4戦アゼルバイジャンGPから、MCL60にアップデートを投入することを目指している。

 MCL60のカラーリングは、フロントウイングのオレンジ色の部分がリヤウイングに移ったものの、MCL36で使用していた通常版カラーリングとほぼ同じ。これまでマシンカラーリングを発表してきたライバルチーム同様、マシンを798kgという最低重量以下に抑えようと、多くの部分でカーボンファイバーがむき出しとなっている。

 

関連ニュース:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 ライブ配信|マクラーレン、2023年F1マシン『MCL60』発表会

次の記事 【ギャラリー】マクラーレンF1の60周年記念マシン”MCL60"。欠点を解消し、トップ3挑戦を目指す1台

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Alex Kalinauckas



雨のF1開幕戦で浮き彫りとなった、エンジニアとのコンビネーションの重要性。ストロールの6位がそれを物語っている!

F1

F1

オーストラリアGP

2025/03/20

雨のF1開幕戦で浮き彫りとなった、エンジニアとのコンビネーションの重要性。ストロールの6位がそれを物語っている!



大荒れのF1開幕戦制したノリス、マクラーレン勝利の秘訣は“ミスからの学び”にアリ「僕らは何度も失敗してきた」

F1

F1

オーストラリアGP

2025/03/16

大荒れのF1開幕戦制したノリス、マクラーレン勝利の秘訣は“ミスからの学び”にアリ「僕らは何度も失敗してきた」



フロントロウ独占のマクラーレン、”パパイヤ・ルール”はなし? ノリス「ぶつからない限りバトルは自由」

F1

F1

オーストラリアGP

2025/03/15

フロントロウ独占のマクラーレン、”パパイヤ・ルール”はなし? ノリス「ぶつからない限りバトルは自由」

More from

ランド ノリス



マクラーレン、まだメルセデスPUを扱い切れていないのか。セパンで予選6番手のノリス「どのストレートでもタイムを失っている」

F1

F1

バーレーンGP

1 日前

マクラーレン、まだメルセデスPUを扱い切れていないのか。セパンで予選6番手のノリス「どのストレートでもタイムを失っている」



F1ドライバーにふさわしくないは言い過ぎだった……ノリス、衝突コラピントに謝罪「口にすべきではなかった」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

6 日前

F1ドライバーにふさわしくないは言い過ぎだった……ノリス、衝突コラピントに謝罪「口にすべきではなかった」



アルピーヌ、SNSでの誹謗中傷に「容認できない」と声明発表。アゼルバイジャンGPの多重クラッシュでヘイト渦巻く

F1

F1

アゼルバイジャンGP

7 日前

アルピーヌ、SNSでの誹謗中傷に「容認できない」と声明発表。アゼルバイジャンGPの多重クラッシュでヘイト渦巻く

More from

マクラーレン



同じPUなのになぜ? メルセデスとマクラーレンのストレートスピードが段違いだった理由

F1

F1

アゼルバイジャンGP

5 日前

同じPUなのになぜ? メルセデスとマクラーレンのストレートスピードが段違いだった理由



留まる所を知らぬF1人気。マクラーレンが売上10億ドル突破? 海外報道される

F1

F1

アゼルバイジャンGP

6 日前

留まる所を知らぬF1人気。マクラーレンが売上10億ドル突破? 海外報道される



ピアストリ、表彰台逃した痛恨のミスに違和感?「一瞬でフロントタイヤが両方ロックするなんて……」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

7 日前

ピアストリ、表彰台逃した痛恨のミスに違和感?「一瞬でフロントタイヤが両方ロックするなんて……」

最新ニュース



2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」

F1

F1 F1

バーレーンGP

27 分前

2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」



MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

53 分前

MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」



ホンダ・レーシング渡辺康治社長が2027年1月1日付で退任へ。後任は現副社長の安田啓一氏

F1

F1 F1 1 時間前

ホンダ・レーシング渡辺康治社長が2027年1月1日付で退任へ。後任は現副社長の安田啓一氏



F1分析|フェラーリの秀逸な準備。最適なタイヤはソフトだと、初日から気づいていた可能性……”バグ”がなければ、打倒メルセデスは間違いなかった?

F1

F1 F1

バーレーンGP

2 時間前

F1分析|フェラーリの秀逸な準備。最適なタイヤはソフトだと、初日から気づいていた可能性……”バグ”がなければ、打倒メルセデスは間違いなかった?

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録