スペインGP舞台のマドリンク、FIAとFOMの視察をクリア。初レース開催に向け最終段階
2026年のF1スペインGP開催地であるマドリンクは、最新の視察を経て、FIAとFOMから承認を得たようだ。
6月1日、FIAとFOM(F1マネジメント)によるマドリンクのサーキット視察が行なわれた。このサーキットは、45年ぶりにF1がマドリードへ戻る舞台として建設が進められている。
全長5.4km、22のコーナーで構成されるマドリンクは、IFEMA展示場周辺の公道区間と専用区間を組み合わせた半市街地コース。高架下を走行するセクションや、バンクのついた高速コーナーを備えている。
1991年からバルセロナ・カタルニア・サーキットで開催されてきたF1スペインGPだが、2026年から2035年までの10年契約を結んだマドリンクに舞台を移すことになった。一方でバルセロナも、スパ・フランコルシャンでのベルギーGPと隔年開催という形でF1のカレンダーに残った。
主催者側がすでに説明していたように、工事は当初のスケジュールに沿って進展しており、これまでの遅れを取り戻しつつある。コースや関連施設も着実に形になってきており、スペインGP開催に向けた準備は順調に進んでいる。
また、一部で報じられていた懸念とは異なり、motorsport.comの取材によると、IFEMAマドリード(展示場の運営会社であり、同時にスペインGPの主催者でもある)が進める工事が中断される現実的なリスクは存在しないという。特に今回、FIAとFOMの両者から正式な承認を得たことが大きな後押しとなっている。
Render of the Madring circuit
写真: Madrid Grand Prix
今回の承認は、スペインGP主催者にとって重要なチェック項目をひとつクリアしたことを意味する。レースは2026年9月13日の週末に予定されており、その前週にはモンツァでイタリアGPが開催される。
このマドリンクには大きな期待が寄せられている。2本のトンネルと22のコーナーを備え、24%勾配のバンクがついたターン12の“ラ・モニュメンタル”はサーキット最大の目玉となっている。複数のオーバーテイクポイントを持ち、コース全体でエンターテインメント性の高いレースを提供することが期待されている。
最近ではウイリアムズのカルロス・サインツJr.が舗装後のマドリンクを初めて走行したドライバーとなった。当然ながら市販車、フォード・マスタングGTでの走行だったが、彼はその体験について「期待以上だった」と高く評価している。
FIAとFOMの承認を得たことで、マドリンクは2026年スペインGP開催へ向けて最終段階に入った。大会期間中には最大11万人の観客が来場すると見込まれている。
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