マグヌッセン、接触したアルボンの動きを“判断ミス”と批判「彼は待つべきだった」
ケビン・マグヌッセンは、F1イギリスGPでアレクサンダー・アルボンがオーバーテイクを試みたことは“判断ミス”であったと非難した。
Kevin Magnussen, Haas VF-20, in the gravel after crashing out
Charles Coates / Motorsport Images
F1第4戦イギリスGPのレース序盤、最終コーナーでケビン・マグヌッセン(ハース)とアレクサンダー・アルボン(レッドブル)が接触し、マグヌッセンはリタイアを余儀なくされた。この件について、マグヌッセンはアルボンの判断が間違っていたと非難した。
アクシデントは2台がオープニングラップを終えようと最終コーナーに向かうタイミングで起こった。マグヌッセンが直前のコーナーでミスをして失速したため、後ろを走るアルボンは最終コーナーでイン側からオーバーテイクを試みた。その後アルボンは進入するのに十分なスペースがないことに気付いてアクセルを抜いたが、両者は接触した。
マグヌッセンはこの接触でグラベルに弾き出される格好となり、レースを終えた。一方のアルボンはレースを続行したが、5秒のタイム加算ペナルティを受けてしまった。
マグヌッセンはレース後、なぜアルボンはあれほどまでにオーバーテイクを急いだのか理解できないと語り、彼がもう少し我慢していれば順位が入れ替わるのは時間の問題だっただろうと語った。
「彼が見えた時にはもう、スペースを与えるには遅すぎたんだ」とマグヌッセンは説明する。
「彼の方がマシンが速いんだから、待っていればどのみち簡単に抜けただろう」
「あそこで大きなリスクを冒さなければ、彼が難しい時間を過ごすことはなかっただろう。彼はおそらく次のコーナーでもそうしていただろうね」
「彼に悪意がなかったのは間違いないし、ただの判断ミスだと思っている」
結果的に8位でゴールしたアルボンはレース後、今回のインシデントの責任は“五分五分”だと語った。
「彼は一度ラインを外れて、また戻ってきた。その時にはスペースがあったんだ」とアルボンは言う。
「彼は僕を見ていないか、僕が急速にギャップを詰めたことに気付いていないようだった。とにかく離れることにしたけど、あのスピードではどうしようもなかった」
「ダメージを受けてしまったのは残念だった。レースでのペースは悪くなかったから、8位は望んでいた結果ではないけど、最低限の結果だね」
また、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、この接触がレーシングアクシデントだと考えているが、アルボンがペナルティを受けたことに関しては驚かなかったと語った。
「あれはレーシングアクシデントだった」とホーナー。
「最初から見てみると、ケビンはミスをしていて、ワイドに膨らんでいた。アレックスは最終コーナーに向かってノーズを入れたが、それから少し引いた」
「よくあることだ。ペナルティを取られたことには驚かなかったが、どちらに転んでもおかしくなかったと思っている」
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