マグヌッセン、コース外走行の繰り返しで出場停止はあまりにも酷「ポジションを戻せと指示すればいいだけじゃないかな?」

ハースF1のケビン・マグヌッセンは、コース外走行を繰り返したことで出場停止に近づいているのは、あまりにも酷な状況だと考えている。

Kevin Magnussen, Haas F1 Team

 ペナルティポイントが累積10となり、出場停止まであと2ポイントという状況に陥ったハースのケビン・マグヌッセンは、白線の外を走ることでペナルティポイントを科されることについては、改善の余地があると思うと主張した。

 マグヌッセンは今季ここまでの6戦でペナルティポイント10を稼いでしまった。特にここ最近の3戦が顕著で、この3戦のみで7ポイントを科された。

 もしマグヌッセンのペナルティポイントが累積12となり、出場停止処分が科されることとなれば、2014年にFIAのスーパーライセンスシステムにペナルティポイントのシステムが導入されて以降、初の出来事ということとなる。

 マグヌッセンはF1エミリア・ロマーニャGPの木曜日に、この件について繰り返し質問された。

 マグヌッセン曰く、出場停止にならないよう、これまでとは異なるレースを「しなければならない」としつつも、マイアミGPで自身に科されたペナルティポイントについて、疑問を呈した。

 マイアミGPの決勝ではローガン・サージェント(ウイリアムズ)とクラッシュした責任を問われたため、ペナルティポイントを受けるのは当然とも言える。しかしマグヌッセンが疑問を呈しているのは、スプリントでの3ポイントに関する裁定だ。

 マグヌッセンはメルセデスのルイス・ハミルトンを抑え込み、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグを逃そうとした。その間にマグヌッセンは度々コース外を走りアドバンテージを得たと判断されることとなった。

 その回数実に3回であり、マグヌッセンは合計30秒のタイム加算ペナルティを受け、さらにトラックリミット違反も重なり、タイム加算は35秒となった。このうち3回目の10秒加算について、ペナルティポイント3が科されたのだ。そしてレース後、マグヌッセンのドライビングはスポーツマンシップに反するとして、スチュワードに呼び出しを受けた。

 この後続を抑えるというマグヌッセンの戦法は、サウジアラビアGPの際に角田裕毅(RB)らに採ったのと同じモノであり、いずれもマグヌッセンの手法は成功し、ハースとしてはポイントを手にした。

「舗装されている路面の上なのに……白線の外を走行するとレース出場禁止の危機にされされてしまうということについては、正しいかどうかは分からない」

 そうマグヌッセンは語った。

「しかしそれがルールのあり方だ。僕はそれを受け入れるけど、改善の余地があると感じている」

「(ペナルティ)ポイントの観点だけではない。このシステムが導入された当時よりも、今はレース数が増えている。そのため、非常に些細なことでも、事実上レース出場停止という処分を受けてしまう可能性があると感じている。それが、僕が思っていることだ」

 マグヌッセンのようにコースオフを繰り返した時には、ドライブスルーペナルティを適用することを、FIAが検討している。これについてマグヌッセンは、別の解決策を示した。

「FIAは僕らに、ポジションを返すように指示するのが最善だと思う。でも、その指示に従わなかった場合は、過酷なペナルティにすればいい」

「それが行なわれることを、確実にしなければいけない。第一に、その違反の裁定は複雑だし、その結果が重要すぎると思う。トラックリミットを超えて、そこから戻るための余地を少し残しておかなきゃいけない」

「一方、彼らがそれを不当なアドバンテージだと判断し、それが即座にドライブスルーペナルティとなるのなら、それは良くないと思う」

 なおマグヌッセンは、2021年から2022年の初めにかけて、インディカーやIMSAなど様々なカテゴリーのレースを経験した。その時の経験と照らし合わせると、「今年のガイドラインの一部には、子供の頃からドライバーたちが学んできたレースの”力学”と反するモノがある」と考えているという。

「僕はインディカーでレースをしたことがある。そこでのレースが大好きだった」

 そうマグヌッセンは言う。

「ルールは非常に明確だったし、シンプルだった。レースは素晴らしいモノだったと思う」

「F1は、世界最高のドライバー20人が集まっている。そのレースは、素晴らしいモノでなければいけない。今回のことも、その一部だと思う」

「ひとつ言えるのは、F1ドライバーは速いだけでなく、レースがとても上手いということだ。それも披露しなければいけない……それもF1の一部であるはずだと思うんだ。僕らは皆んなカート出身で、そこでレースをすることを学んだんだ」

「今年のガイドラインについては、僕らが子供の頃から学んできた、自然なレースの力学に反しているように感じている」

「しかしそれは、コースオフしたり誰かを抑え込んだり……僕がペナルティを受けた全てのこととは別の問題だ。この問題は、ポジションを戻すように指示し、それに従わなかった時にとても厳しい厳しいペナルティを科すことで解決できると思う」

 

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