マグヌッセン、4年前のヒュルケンベルグとの口論の風評に困惑「何でそんなこと覚えてるの?」
ケビン・マグヌッセンは、2017年にニコ・ヒュルケンベルグにしたコメントへの風評に苛立ったと語り、自身のF1キャリアの中で今後も思い出すであろうシーンではないと語った。
写真:: Andrew Hone / Motorsport Images
2020年限りでハースF1のレギュラーシートを失い、2021年はIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に転向するケビン・マグヌッセン。彼はF1キャリアを通じて、素直で誠実な性格の持ち主だという評判をパドックで得ているが、2017年のハンガリーGPではちょっとした騒動があった。
当時ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは、マグヌッセンとのバトル中、コース外に押し出される場面があった。彼はレース後、ミックスゾーンで取材を受けるマグヌッセンに近付き、握手を求めるような素振りをしながら「”また”F1で一番スポーツマンシップに欠けるドライバーだったな」と一言。それに対してマグヌッセンも「“Suck my balls”(ふざけるな)」と強い言葉で応戦した。これはF1ファンの間でもよく知られた一幕となっている。
マグヌッセンは、これまでのF1キャリアの中で「自分に正直でいられたこと」「自分という人間を隠そうとしなかったこと」に満足しているが、その一方でハンガリーでのコメントがなぜここまでファンの記憶に残っているのか理解できないという。
「ヒュルケンベルグとのことは僕の中で引っかかっていて、そのことについて話すのはイライラするんだ」
マグヌッセンはmotorsport.comにそう語った。
「思い出されるようなことは他にもある。ひとつの出来事だけが注目を集めているけど、それは自分のF1キャリアの中で今後思い返すようなことではない」
「多くの人は僕とニコの一件のように、ひとつの出来事だけに注目して固執しがちだ。僕はそのことについて何も思わないけど(風評のせいで)僕の中で引っかかっている」
「4年前のことなのに、未だに聞かれるんだ。なぜそんなに覚えられているんだ? 全く理解できないよ」
「競技中の出来事、サーキットで起こった出来事の方がよっぽど記憶に残っているよ」
2017年からの4シーズンをハースで過ごしたマグヌッセン。その中で彼が最も輝いたのは、2018年だったと言える。当時のハースは中団チームの中でも高い戦闘力を誇っており、コンストラクターズランキング5位を獲得。マグヌッセンもドライバーズランキング9位を記録した。
マグヌッセンは自分たちよりも多くの資金、リソースがあるマクラーレンやルノー、トロロッソ(現アルファタウリ)などと戦い、打ち負かせられたことは「本当に楽しかった」と語っているが、最も印象に残っているのは、2014年にマクラーレンからのデビュー戦でいきなり2位表彰台を獲得したことだという。
「自分の夢が実現した瞬間だった。最初のレースでのことは一生忘れられないよ」
「表彰台にも上がったんだ。その時は、これは実は夢で今にも目が覚めてしまうんじゃないかと思って怖かったよ」
「子供のことから夢見ていたことを実現できたのは、まさに夢のような体験だったんだ」
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